2026年7月9日、中国のセルフメディア・新聞資訊総合は、世界の新規がん患者が2050年までに約3500万人に増え、5人に1人が発症するとWHOが予測したとする記事をポータルサイトの捜狐に掲載した。
記事は、世界保健機関(WHO)が8日に発表した「2026年世界がん状況報告」によると、現在の新規がん患者は年間約2060万人、死亡者数は年間1000万人近くに達していると紹介した。
そして、今後世界のがん症例数は大幅に増加すると予測されており、50年までに年間の新規発症数が3500万人近くまで増加する見込みであると指摘。世界では5人に1人ががんを発症し、92%の人が自身での診断や親族、友人の罹患など直接的または間接的にがんの影響を受けていると伝えた。
また、報告書ではがんの予防、診断、治療、ケアへのアクセスにおいて持続的かつ深刻な不平等がなおも存在すると指摘されており、富裕国では乳がんや小児がんの患者の5年生存率は85%に達するのに対し、貧困国では30%未満という現状が示されたことにも触れた。
さらに、WHOが優先的に推奨する20種のがん治療薬のアクセシビリティーでも富裕国と貧困国では大きな格差があり、放射線治療施設が全く存在しない国も23カ国に上ると紹介している。
このほか、3分の2の国では国民皆保険制度の中にがん関連サービスが含まれておらず、高額な治療費が原因で一部の地域では最大90%の患者が治療を諦めていると指摘。深刻な経済的困窮により患者はメンタルヘルスの問題に直面し、介護者も大きなストレスを抱えていると伝えた。
記事は、国際がん研究機関(IARC)の監視部門副責任者であるイザベル・ソルヨマタラム氏が、新しいがん症例の約40%は喫煙、感染症、飲酒、肥満など管理可能なリスク要因に関連していると述べたことに言及。WHOの専門家が国際社会に対して投資を拡大し、予防、診断、治療、ケアをカバーするがん支援体制を構築するよう呼び掛けているとした。(編集・翻訳/川尻)











