中国では、AI映像制作の爆発的な増加により、業界で求められる人材の構造にも大きな変化が起きています。例えばAI映像編集者やAIプロンプトクリエイターなどの新たな職種の人材不足が拡大しています。
これまでは映像作品を1本制作するには、脚本家、監督、撮影、美術、編集、特殊効果など、多くのスタッフが必要でした。1つの制作チームは少なくとも数十人、多ければ数百人規模に達しました。一方で現在では、場合によっては1人で完成させることも可能です。AIは「1人制作チーム」を実現しただけでなく、従来の映像制作の工程や協力体制そのものも変えています。これまで「月単位、年単位」だった映像制作の期間は、「日単位」に短縮され、一部の短編ドラマでは1話の制作に数時間しかかからない場合もあります。特殊効果やプリビジュアライゼーション(試作映像)などの工程では、効率が3倍から10倍向上しました。AI技術は映像制作の効率を大幅に高めるだけでなく、コスト削減ももたらしました。
AI技術は新たな職種を生み出し、異業種に従事していた若者が「映像の夢」を追いかけるきっかけにもなっています。映像業界で20年近く活動してきた何自強監督は、中国国内で最も早くAIを利用したテキストからの画像生成、また画像からの動画生成に転向したクリエイターの一人です。何監督の最近の制作チームには、多くの全く新しい職種が追加され、それらの職種に就いたメンバーの多くは、映像や映画の専門教育を受けた経験がないとのことです。(提供/CGTN Japanese)











