台湾メディアの太報は1日、「中国における羽根不足がバドミントン市場に衝撃、日本のヨネックスとミズノがシャトル価格を20~30%引き上げた」とする記事を掲載した。

記事がNikkei Asiaの報道として伝えたところによると、ヨネックスの競技用シャトル12個入りは現在7700円、練習用シャトルは6380円で、過去2年間と比べて約30%の値上げとなっている。

ヨネックスは3回にわたって価格改定を行っている。競合企業のミズノは昨年夏に天然羽根シャトルの価格を約25%引き上げ、ゴーセンも今年追随した。

各社とも、値上げの主な理由は羽根価格の高騰が続いているためだと述べている。羽根価格は昨年だけで約20%~40%上昇した。

多くのメーカーが中国に工場を持ち、羽根の主な供給源も中国だ。シャトル1個を作るには16枚の羽根が必要だ。それらは主にガチョウやアヒルなどの家禽の羽根で、通常は食肉加工後にリサイクルされる。しかし近年、鳥インフルエンザの発生が世界中でほぼ毎年起こっているため、養鶏農家は疾病予防費用への投資を増やさなければならず、より大きな圧力に直面している。

ヨネックスの幹部は「中国人の食肉消費嗜好の変化も要因の一つだ」と語る。中国では豚肉と牛肉の消費が増加している一方で、鴨肉の需要は停滞している。家禽の利益の減少と家禽の供給量の減少により、羽根の調達コストはさらに上昇している。

日本ではバドミントン選手が増加傾向にある。

日本バドミントン協会によると、2025年度の登録会員総数は29万9493人に達し、25年前の約2倍となっている。

バドミントンはオリンピックの正式種目であり、近年、国際的な人気が高まり続けている。ヨネックスの25年度のバドミントン事業売上高は前年度比20%増で、この増加分の80%以上を海外市場が占めている。

天然羽根の入手がますます困難になる中、メーカー各社はナイロンなどの合成素材を用いたシャトルの開発に積極的に取り組んでいる。今年3月からは、ヨネックスとビクターが共同開発した合成シャトルの公式大会での使用が認められている。(翻訳・編集/柳川)

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