中国の雪山の麓や砂漠の周辺、道路沿いの休憩施設などでは最近、改造したキャンピングカーを停め、コーヒー器具をずらりと並べ、車の前にキャンプ用のテーブルや椅子を並べた移動式カフェをよく目にする。こうした「ロードサイドカフェ」と呼ばれるキッチンカーによるコーヒーの移動販売が今、中国のコーヒー市場の新たなトレンドとなっている。
2026滇池国際コーヒー文化フェスティバルが雲南省昆明市の湖・滇池の湖畔で開催され、中国各地の52都市からコーヒーを販売する特色あるキッチンカー200台以上が集結した。
一般的な店舗よりも、移動式の「ロードサイドカフェ」の方が気軽で、ハードルが低いため、起業を望む若者の間で有力な選択肢となっている。広東省から来たコーヒー販売キッチンカーのオーナー・冼暁明(シエン・シャオミン)さんは、「キッチンカーの場合、家賃や内装工事の費用がかからず、失敗してもダメージが小さい。さらに、中国各地で文化観光関連のイベントやマーケットが開催されているため、そこに行ってコーヒーを販売することができる。チャンスは多いにもかかわらず、起業資金は少なく抑えることができる」と話す。
福建省出身の依一(イー・イー)さんは、雲南省とチベット自治区を結ぶ道路・滇蔵公路沿いをキッチンカーで移動しながら、コーヒーを販売している。「車を停めた場所がカフェになる」と話す彼女はこの約3年間、美しい風景を探しながら滇蔵公路を移動し、5万杯以上のコーヒーを販売してきたという。
道路は、都市と都市だけでなく、新しい消費のスタイルと起業の可能性を結んでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











