2026年8月13日、中国メディア・第一財経は、ロシアの自動車市場で中国の自動車メーカーが過半数のシェアを獲得し、完成車輸出から現地組み立てを中心とした現地化戦略へと移行が進んでいることを報じた。

記事は、ロシアの統計機関Autostatの最新データとして、今年7月の自動車販売ランキングトップ10のうち7枠を中国勢が占めたと紹介。

ロシア本土ブランドのラダに次ぐ2位のハヴァルのほか、吉利や長安などが上位に入り、奇瑞や吉利の現地合資ブランド(ベルジーやテネット等)もランクインしていると伝えた。

また、今年1~7月のロシア市場全体の累計販売台数が前年同期比12.2%増の73万1000台と復調する中、今年前半における中国ブランドの市場シェアが54.6%に達し、ロシアが再び中国にとって最大の自動車輸出目的地国となったことを指摘。2022年の欧米企業撤退以降、中国車が急速に市場を席巻したことに触れた。

記事は、ロシアにおける中国車の急成長について、当初は欧米メーカーの撤退による供給不足を埋める形だったものの、品質や評判の向上により競争力が一段と高まった結果だと分析した。

さらに、中国乗用車市場情報聯席会の崔東樹(ツイ・ドンシュー)事務局長が「完成車輸出で楽に稼げる時代は終わり、技術輸出と現地組み立てが唯一の生存戦略になった」と指摘したことに触れ、中国メーカーの具体的な現地化施策として、関税引き上げに対応したKD生産(部品を輸入して現地で組み立てる方式)の推進や、コア部品の現地調達率を60%以上に引き上げる取り組みを紹介した。

このほか、マイナス50度に達する極寒環境や複雑な路面状況に対応するための低温バッテリー管理システムや全地形対応シャーシの調整、防錆プロセスにより故障率を低減させるといった技術による現地適応も進めていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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