中国メディアの観察者網によると、カナダのカーニー首相はこのほど、米国との貿易交渉を停止したと明らかにし、トランプ政権が発表したカナダから輸入されるワインや乳製品など約200億ドル(約3兆2000億円)への50%の追加関税に対抗して同額の対抗措置を講じる方針を示した。

英フィナンシャル・タイムズや米CNNの報道として伝えたところによると、カーニー氏は、トランプ氏のカナダに対する「誤算」により、両国は事実上「貿易戦争状態」にあると述べた。

カーニー氏はオタワで記者団に「攻撃を受けた時点で戦争状態にあると言える。そしてわれわれは攻撃を受けた」とし、カナダの経済的苦境に耐える決意を過小評価したトランプ氏の「誤算」によって貿易戦争が激化したと述べた。

カーニー氏は、双方は合意に向けて進展を遂げていたが、米国が深夜の期限直前になって突如として態度を一変させて修正案を提示したことは「到底受け入れられない」とし、「米国はここ数日、非経済的で不公平な新たな条件を提示し、カナダにとっての利益を損ない、いかなる合意の信頼性にも疑問を投げかけた。要するに、彼らは要求しすぎ、提示しすぎたのだ」と述べた。

カーニー氏によると、カナダは新たな要求を一切しておらず、フェンタニル麻薬取引に関する問題からトランプ氏の不興を買った反関税広告に至るまで数々の譲歩をしていた。(翻訳・編集/柳川)

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