中国社会科学院考古研究所が8月22日に明らかにしたところによると、同研究所の代表団は現地時間21日、ペルー文化省のカラル考古地区およびペルー国立サンマルコス大学考古学部と、ペルーのスーペ市にあるカラル考古学調査拠点で考古学協力協定に正式に調印し、カラル文明に関する考古学研究を共同で実施することになりました。中国の考古学機関が南米で正式に合同考古学調査を行うのは今回が初めてです。
ペルー北部沿岸で興ったカラル文明は、紀元前3000年ごろから紀元前1800年ごろまで続き、アンデス地域の先土器時代における最初期の文化的隆盛を築いた文明で、現在までにアメリカ大陸で発見された最古の文明でもあります。
中国社会科学院考古研究所世界考古研究室の賈笑氷主任研究員が代表団を率いてペルーを訪れ、協定に調印しました。賈主任によりますと、協力協定に基づき、中国とペルーはカラル文明遺跡を中心に総合的な考古学研究を行い、現地調査・発掘、科学技術を活用した考古学研究、文化遺産の保護、人材の共同育成など、幅広い分野で協力します。今後は協力対象をアンデス高地のインカ文明の遺跡にも広げ、中国と南米の古代文明の比較研究も行う予定です。
協定調印後、中国・ペルー合同考古学チームは第1段階の現地調査を開始する予定で、チャンカイ・ワラル川やスーペ川などの流域を踏査するとともに、神聖都市カラルやアスペロなどの重要遺跡を現地調査し、今後の発掘計画をさらに具体化することにしています。(提供/CGTN Japanese)











