シンガポールで8081日間にわたり不法滞在していた中国人の女が「重病を患っているので帰国したい」と自ら警察に出頭した。シンガポールメディアの聯合早報が23日に報じた。

報道によると、中国人の王(ワン)被告(57)は今月4日、現地警察を訪れて自首した。シンガポールに滞在可能な証明書類を所持しておらず、不法滞在により逮捕され、その後シンガポール入国管理庁(ICA)に身柄を移された。

捜査の結果、王被告は2002年10月30日に、90日を超える不法滞在によって有罪判決を受けていることが分かった。当時、禁錮1カ月と罰金2000シンガポールドル(約25万円)を言い渡されており、同年12月31日に出所した後、中国へ強制送還された。

しかし、王被告は1年半ほど後の04年6月5日に再びシンガポールに入国。同月19日まで有効な14日間の滞在許可を取得したが、期限が切れた後も出国せず、滞在期間の延長も申請しないまま不法滞在を続けた。

王被告は04年6月20日から26年8月4日まで22年以上、計8081日にわたって不法滞在していた。裁判では、この期間中に被告がどのように生計を立てていたのか、またどこに住んでいたのかについては明らかにされなかった。

検察は今回が被告にとって2度目の犯罪であることを指摘し、法律で定められた上限である禁錮6カ月を科した上で、罰金を2500シンガポールドル(約31万2000円)に引き上げるよう裁判官に求めた。

一方、王被告は自身が重い病気を患っており、できるだけ早く中国に帰国したいとして、寛大な裁定を求めた。裁判官は最終的に検察の求刑通り、禁錮6カ月と罰金2500シンガポールドルの支払いを言い渡した。王被告が罰金を支払う能力がないと申し立てたため、代わりに5日間の服役を科すこととなったという。

(翻訳・編集/北田)

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