中国科学院大連化学物理研究所などが共同で開発した「スマート化学工業大規模モデル3.0 Pro」が8月31日に発表されました。

同モデルは、知識に関する質疑応答やコンテンツ生成を主とする従来の大規模モデルの応用形態から脱却し、「大規模モデル-エージェント-専門スキル・ツール-応用シナリオ」という4層の技術体系を構築しました。

簡単に言えば、大規模モデルは特定の化学工業分野の課題に対して「頭脳」として機能し、テキストや画像の情報を分析して解決策を導き出し、実行計画を立てます。一方、エージェントはこれらの課題に対して「手足」として実際の作業を担い、化学業界における複雑なタスクを段階的な細かい作業に分解し、各種ツールを呼び出して結果を検証し、問題があれば速やかに調整します。これにより、実験室から製造現場までの距離をさらに縮めています。

2024年にスマート化学工業大規模モデル1.0がリリースされて以来、同シリーズは既に複数回のアップグレードを経ており、現在の3.0 Proバージョンには400以上の化学工業向けスマートモジュールとツールが組み込まれています。

中国科学院大連化学物理研究所はさらに、中国初の石油化学・化学工業の全工程を網羅するビッグデータセンターを構築するとともに、大連長興島に国内初の1000トン級スマート・パイロット試験プラットフォームを建設しました。これにより、研究室から工場へ「一足飛び」につなぐ化学研究開発の新パラダイムを段階的に確立し、中国の化学工業がデジタル化からスマート化へと移行するのを後押ししています。(提供/CGTN Japanese)

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