自律反発狙いの買いが先行する流れ。先週末のハンセン指数は心理的節目の23000ポイントを割り込み、2025年5月6日以来の安値水準に落ち込んでいた。値ごろ感が着目されている。医薬や半導体など、足もとで軟調だった成長株に見直し買いが入った。米イラン和平協議の警戒感や中国経済の先行き不安などで朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は中盤にかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が6.9%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が6.8%高、バイオ医薬品企業の信達生物製薬(1801/HK)が6.5%高で引けた。中国の医療保険制度が拡充されるとの期待が高まっている。国家医療保障局は29日、国家医療保険(公的保険)リストの予備審査に557品目が通過し、商業健康保険の革新的医薬品リストに54品目が通過したと発表した。石薬集団については、非小細胞肺がん(ドライバー遺伝子変異陰性)を対象とした薬剤候補の臨床試験開始も材料視されている。
半導体セクターも急伸。兆易創新科技集団(3986/HK)が14.6%高、愛芯元智半導体(600/HK)が13.5%高、ASMPT(522/HK)が11.2%高、黒芝麻智能国際HD(2533/HK)が6.2%高で取引を終えた。
消費セクターも物色される。3Dプリンターの深セン市創想三維科技(3388/HK)が7.1%高、白物家電の海信家電集団(921/HK)が7.0%高、老舗調味料メーカーの海天調味食品(3288/HK)が6.2%高、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が5.6%高、機能性飲料の東鵬飲料(集団)(9980/HK)が5.4%高、冷凍食品の安井食品集団(2648/HK)と日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)がそろって4.8%高、養豚事業の牧原食品(2714/HK)が4.1%高と値を上げた。
本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.16%高の4073.90ポイントで取引を終了した。医薬が高い。半導体、消費、金融、自動車、公益、エネルギーなども買われた。半面、空運は安い。不動産、軍需産業、通信も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











