中国国家エネルギー局がこのほど発表した「中国電力供給発展報告(2026)」によると、中国は世界最大規模の電力供給システムを構築した。25年には全国の社会全体の電力消費量が初めて10兆キロワット時(kWh)を突破し、電力供給を受ける利用者数は世界1位となった。
25年の全国の電力網への投資額は6395億元で、うち110キロボルト(kV)以下の配電網への投資は3218億元と全体の半分以上を占めた。暫定統計では、全国の10~110kV配電線の総延長は900万キロメートルを超え、地球の赤道を220周以上回る長さに相当する。電力供給の保障能力と総合的な負荷対応能力は持続的に向上している。また、220kV以上の送電線の総延長は100万キロメートルを超えた。
中国の電力供給システムは環境配慮の面でも一層の進展を遂げている。25年には最終エネルギー消費に占める電力の割合が約30%となり、世界平均を大きく上回った。再生可能エネルギーによる発電設備容量は世界1位で、発電量は社会全体の電力消費量の38.5%を占め、「第13次五カ年計画(16年~20年)」末期より約9ポイント上昇した。電力消費10kWhのうち4kWh近くがグリーン電力によるもので、その成長率は世界の主要経済国の中でも引き続きトップクラスを維持している。
デジタル技術とAI技術の活用が進む中、中国では電力利用に関する各種手続きの効率も向上している。報告によると、電力会社は「光明」「大瓦特」などの電力向け大規模言語モデルを活用し、画像認識や送電ルート最適化アルゴリズムなどの技術を導入することで、AI支援による電力供給計画の作成や設計図面の審査を実現した。











