週明け20日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比32.13ポイント(0.85%)高の3796.28ポイントと4日ぶりに反発した。
 自律反発狙いの買いが先行する流れ。
先週末の上海総合指数は3日続落し、2025年8月以来、約11カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社が、国有企業株を中心に株式の買い支えに動いていることもプラス。中国国新は19日夜、傘下企業が株式買い戻し・買い増し向けの特別再貸出や関連資金を500億人民元(約1兆2000億円)余り活用したと発表した。中国誠通控股集団有限公司も100億人民元近くを投じ、株式を買い増したことを明らかにしている。国家隊はこれまでも相場の低迷期に出動した経緯があり、相場の下値不安が和らいだ格好だ。
 ただ、上値は限定的。中国経済を巡る不透明感が依然としてくすぶっている。中国GDP成長率の下振れなどを受けて、外資金融大手は2026年GDP成長率見通しを相次ぎ下方修正した。指数は安く推移する場面もみられている。
 一方、中国で朝方公表された実質的な政策金利となる7月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り14カ月連続で据え置かれた。ただ、金融緩和の余地はあるとして、一部のアナリストは経済状況によっては利下げに踏み切る可能性があると指摘している。(亜州リサーチ編集部)
 銀行・保険が相場けん引。
中国農業銀行(601288/SH)が3.4%高、中国工商銀行(601398/SH)が2.2%高、中国銀行(601988/SH)が2.0%高、中国太平洋保険(601601/SH)が6.3%高、中国平安保険(601318/SH)が5.0%高、中国人寿保険(601628/SH)が4.0%高と値を上げた。
 石油・石炭株も物色される。中国海洋石油(600938/SH)が10.0%(ストップ)高、中国石油天然気(601857/SH)が7.0%高、中国石油化工(600028/SH)が4.2%高、中国中煤能源(601898/SH)とエン鉱能源(600188/SH)がそろって10.0%(ストップ)高で取引を終えた。原油相場の高止まりが支援材料。中東不安を背景に、WTI原油先物は6月中旬以来、約1カ月ぶりの高値水準で推移している。公益株、医薬株、消費株、運輸株なども買われた。
 半面、ハイテク株は急落。通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)が10.0%(ストップ)安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が9.9%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が9.8%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)とLED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)がそろって6.8%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が6.7%安で引けた。そのほか、素材株、不動産株、インフラ関連株の一角も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.20ポイント(0.45%)高の270.46ポイント、深センB株指数が18.79ポイント(1.71%)高の1115.11ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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