河南省鄭州市上街区で21日、消防用送水ホースを搭載した無人ヘリコプターが安定して離陸し、高度180メートルまで上昇した。地上では給水システムが同時に起動し、高圧水が上空から噴射され、シミュレーション上で火災が起きているビルの窓の位置に正確に到達。

シミュレーション画面上の窓内に表示されていた赤色の煙は瞬時に勢いが弱まり、画面から消えた。人民日報アプリが伝えた。

都市の高層化が進むにつれ、200~300メートル級の超高層ビルが至るところに建ち並ぶようになった。一方、従来のはしご車の作業高度は100メートル未満にとどまることが多く、このような超高層建築物に対して全く歯が立たない状況だ。

消防ヘリコプターの場合は理論上対応可能であるものの、都市上空の厳格な空域管理や高層建築物周辺の複雑な気流の影響により、安定したホバリング精度を確保することが難しく、大規模な運用は到底現実的ではない。

そのため、超高層建築物で火災が発生すれば、これまでは手をこまねいて火災を見守るしかないことが多かった。

今回使用されたのは、河南三和航空工業が独自開発したS1000無人ヘリコプターだ。中国の大型産業用ドローンを代表する機種の一つで、同社製ドローンは全国消防システム市場において80%を超えるシェアを占めている。

まず、飛行高度に注目すると、S1000は最大積載量500kgで、垂直離着陸が可能で、上空で優れた機動性能を備えている。地上から180メートルまでの上昇は安定しており、その耐風性能も十分に実証されている。

次に安定性を見ると、高度180メートルでは風速が高く、高圧放水時には大きな反動も発生するが、機体は空中でほぼ静止した状態を維持し、センチメートル級の測位精度を保ちながら安定した姿勢を維持した。

最後に放水精度を見ると、三和航空が独自開発した高圧消防給水システムは地上の配管から連続的に水を供給し、水流を安定して高度180メートルまで送り届け、火災が発生した窓へ向けて正確に放水した。

給水圧力と放水距離はいずれも設計基準を満たし、空中と地上の連携も円滑だった。

開発チームは今後、試験データを基にこの設備・システムの安定性および操作性をさらに向上させ、都市消防システムへの早期実装を目指す。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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