21日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比68.09ポイント(1.79%)高の3864.37ポイントと続伸した。
 投資家心理が上向く流れ。
当局の相場支援スタンスや、世界的な半導体株の持ち直しが材料視されている。中国証券当局のトップは20日、個人投資家などの代表8人と座談会を行い、市場の安定化へ全力を挙げると表明した。また、「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社が、国有企業株を中心に株式の買い支えに動いているほか、大手国有企業の自社株買いや保険会社の投資比率引き上げなどの報道も相次いでいる。一方、昨夜の米株市場では、人工知能(AI)投資を巡る過度な警戒感がひとまず後退し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が0.6%逆行高した。21日のアジア市場でも韓国や日本などで、関連銘柄に買いが波及している。中東情勢の悪化や中国経済の停滞などを警戒し、指数は安く推移する場面がみられたものの、下値は堅く、引けにかけて上昇の勢いを増した。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)や半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)、計算資源レンタル事業主力の江蘇利通電子(603629/SH)がそろって10.0%(ストップ)高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH)が20.0%(ストップ)高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は10.7%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 非鉄・産金株も高い。廈門タングステン業(600549/SH)が6.4%、江西銅業(600362/SH)が5.6%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.8%、中金黄金(600489/SH)が6.4%、山東黄金(600547/SH)が5.9%、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.9%ずつ上昇した。
軍需産業株、インフラ建設株、自動車株、空運株なども買われている。
 半面、石油・石炭株は安い。中国石油天然気(601857/SH)が3.1%、中国海洋石油(600938/SH)が2.9%、中国石油化工(600028/SH)が2.3%、陝西煤業(601225/SH)が4.1%、中国神華能源(601088/SH)が2.3%ずつ下落した。原油相場は高止まりしているが、経済停滞による需要縮小などマイナス面がクローズアップされている。前日に急伸した反動もあった。銀行・保険株、消費株、公益株、不動産株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.25ポイント(0.46%)高の271.71ポイント、深センB株指数が9.28ポイント(0.83%)高の1124.39ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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