自律反発狙いの買いが先行する流れ。先週のハンセン指数は4日続落し、7月24日以来、約3週ぶりの安値を付けていた。政策期待も強まる。足もとで低調な経済統計の発表が続く中、当局は経済対策を急ぐとの見方だ。週末に報告された7月の金融統計に関しては、人民元建て新規融資額が予想以上に減少し、過去最大の減少幅を記録している。マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回った。
一方、中国本土ではきょう17日(日本時間午後4時ごろ)、7月の月次経済統計が集中して公表される予定。最新の市場コンセンサスでは、小売売上高が持ち直す一方、鉱工業生産は鈍化し、年初来の固定資産投資や不動産投資は縮小率が拡大すると予想されている。なお、きょうの統計発表時間については、これまで午前10時(日本時間11時)が通例だったが、午後に変更された。中国では17日午前10時から、北京市の人民大会堂で江沢民・元国家主席の生誕100周年記念行事が開催されるため、その影響とみられる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.3%高、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が7.0%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が4.8%高と上げが目立った。
セクター別では、半導体が高い。
海運セクターもしっかり。東方海外のほか、中遠海運能源運輸(1138/HK)が5.9%高、中遠海運HD(1919/HK)が5.4%高、海豊国際HD(1308/HK)が4.7%高で引けた。
他の個別株動向では、人工知能(AI)関連企業で、画像処理ソフト中国最大手の商湯集団(センスタイム:20/HK)が10.7%高。同社は16日、中間決算の純損益が上場以来初めて黒字になるとの見通しを発表し材料視された。
半面、中国不動産セクターの一角は安い。越秀地産(123/HK)が4.6%、旭輝(884/HK)が2.6%、融創中国HD(1918/HK)が1.8%、広州富力地産(2777/HK)が1.5%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.84%高の3960.19ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。資源・素材、海運、自動車、インフラ関連、保険・証券なども買われた。半面、消費は安い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











