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「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」は買いなのか。徹底検証してみた

2017年4月26日 10時00分 ライター情報:杉村啓
2017年4月20日にNintendo 3DS用ソフト『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』(以下「Echoes」)AmazonリンクDL版)が発売された。
『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』(Nintendo 3DS用ソフト)
1992年に発売された『ファイアーエムブレム外伝』を現代的にリメイクした作品

本作は1992年3月14日に発売されたファミリーコンピューター用ソフト『ファイアーエムブレム外伝』(以下「外伝」)のリメイクにあたる。

ファイアーエムブレムシリーズは、ジャンルとしてはロールプレイングシミュレーションゲームだ。プレイヤーは自軍を動かし、敵の集団と戦い、成長させる。そうして強敵に打ち勝ち、ストーリーを進めていく。

外伝およびEchoesは、最近のファイアーエムブレムシリーズとは仕様が異なる部分が多いため、独自の部分を中心に見ていこう。

三すくみが無い、陣取りゲーム


最初に戸惑うのは、戦闘時だろう。最近のファイアーエムブレムシリーズでは、兵種による相性システムがあった。剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い。これを利用することで、弱点となる兵種で攻撃し、強敵を倒すことができた。

ところがEchoesは三すくみがない。どの武器で戦っても、有利不利は存在しない。

実は、三すくみの概念が導入されたのは1996年発売の『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』からなのだ。ベースとなった外伝に三すくみがそもそもないので、Echoesにも導入されていない。別のリメイク作品では三すくみが導入されているものもあるが、そもそも外伝では斧を使うキャラクターが主人公側の軍には登場しない。そのため、バランスをとるために斧を入れるとすると、無理矢理一部のキャラクターを斧使いにしなければならなくなってしまう。それよりは、昔のファンのイメージを大切にするためにも、導入をしなかったのだろう。

ではどうやって強敵との戦いを有利に進めるか。地形を使うのだ。

キャラクターがいる場所によって、回避力にボーナスが加わる。例えば全く同じ敵と戦っても、平地で戦えば相手の攻撃が100%命中するが、森林で戦うと40%のボーナスがついて、60%命中(40%の確率で回避)となる。いかにも武器を振り回しにくそうな森の中や、建物の中では回避ボーナスがつくと考えるといいだろう。
地形効果(森:40%)を得ていない上の写真と、地形効果を得ている下の写真とで、右に表示されている敵の命中率(HIT)に大きな差があることがわかる

つまり、相手より先に地形効果の高いところに陣取って攻撃する方が圧倒的に有利になる、陣取りゲームとなっている。したがって防御側がとても強く、砦の中などは地形効果が高いため、攻め落とすのがかなり大変だ。

ライター情報

杉村啓

醤油と日本酒と料理漫画とその他諸々をこよなく愛するライター。なんでも超丁寧に解説します。近著に『白熱日本酒教室』(星海社)、『醤油手帖』(河出書房新社)ほか。

URL:醤油手帖

コメント 6

  • 匿名さん 通報

    地形効果の比較画像2枚が、上下ともに一緒ではないでしょうか。 本文内容はとても分かりやすく、エコーズの面白さが伝わってきます。

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  • 匿名さん 通報

    「3すくみ」ってSFC版「暗黒竜/紋章」からだと思っていた。任天堂マイストア特典版購入できなかったので迷っている。これにはあの「ずもっずもっ」なマミーの攻撃はあるのだろうか?

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  • 匿名さん 通報

    懐かしい。超低確率のレア武器もリメイクされてるのかな?

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  • 匿名さん 通報

    気になったので、Amazonのレビューを覗いてみたらやっぱりあれな内容。次回作も見送るべきか。にしても、FEに限らず人気シリーズの安心感がどっかいっちゃってる現状が悲しい。ゲーム業界はもうダメ。

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  • 魔王社の社畜 通報

    質問と言うわけではないのですが、一言だけ。 本当に丁寧な説明ありがとうございます!とても分かりやすかったです。 正直買おうか悩んでいたのですがやはり買うことにします。 本当に感謝、です。

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