今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

本日公開「ポッピンQ」は「ドラゴンボール」と「プリキュア」の血を受け継いでいる。宮原監督を直撃

2016年12月23日 10時00分 ライター情報:青柳美帆子
12月23日公開の、東映アニメーション60周年記念オリジナルアニメ映画「ポッピンQ」。それぞれに悩みを抱いた中学校3年生の少女たちが、不思議な世界「時の谷」で出会い、トラブルを乗り越えながら再び歩き始める──というジュブナイルストーリーだ。
黒星紅白によってデザインされた少女たちは、華やかに、繊細に、画面の中で動いている。こんな多感な少女を描ける宮原直樹監督とは、いったい何者なのか? 公開を記念して宮原直樹監督にインタビューを行った。
12月23日公開の映画「ポッピンQ」。卒業を前にした中学校3年生の少女たちは、悩みを抱えて一歩前に踏み出せずにいた。しかし、不思議な出会いが、彼女たちを変えていく──。
(C)東映アニメーション

──「ポッピンQ」を見て、「心の中に生き続けている中学生女子」(概念)が号泣しました!

宮原 ありがとうございます。こんなおっさんが作っています。

──監督の子どものころのお話を聞かせてください。

宮原 長崎県の対馬で生まれ育った、フツーの男子でしたよ。中学校の時は帰宅部で、高校は美術部でした。ただ、ずっと絵を描いていましたね。小学校2年くらいから、コマを割った漫画も描いていて。記憶にはないですけど、田舎の家には小学校に入る前の「コレあんたが描いたのよ!」みたいな絵が出てくる(笑)。

──例えば、手塚治虫さんの絵をマネしてみたり?

宮原 漫画家というよりも、アニメを見て描いていたんだと思いますね。身内褒めみたいになってしまうかもしれないですが、僕の小学生のころは東映アニメの「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティーハニー」なんかが全盛期でした。だから、当時は一番永井豪さんの絵柄に影響を受けていたかもしれません。

──ぜひ読んでみたいです。

宮原 いや、恥ずかしいですよ! 高校卒業後は、もう勉強するのが嫌で(笑)。絵も好きだったし、映画も好きだった。自分の好きなものが職業として成立するとしたらどんなものだろうと思うと、「アニメっていいなあ」と考えるようになっていた。でも、当時は今ほどアニメの専門学校はなくて、御茶ノ水にある東京デザイナー学院のアニメーション科に進みました。就職するならとにかく東京に出ないと、とは思っていましたね。
宮原直樹(みやはら・なおき)
1965年12月23日生まれ。東映アニメーション所属。「ドラゴンボールZ」「デジモンアドベンチャー」などの男児向け作品と、「おジャ魔女どれみ」「プリキュア」シリーズなどの女児向け作品どちらにも参加経験のあるベテラン。劇場作品では、「プリキュアオールスターズDX 3Dシアター」で監督を、「ドラゴンボールZ 神と神」でCGディレクターを務める。12月23日公開の「ポッピンQ」は、長編映画初の監督作品。

──東京デザイナー学院から、アニメ業界へ進む人はすごく多かった?

宮原 うまい人は、卒業する前にどんどんヘッドハンティングされてプロダクションに入ってましたね。ヘッドハントという形でなくても、みんないろんな情報やツテを持っていて、どんどんアニメ業界に入っていく。僕は田舎から出てきて、何も持っていなかった。2年間ちゃんと在籍してしまって(笑)、もうすぐ卒業のタイミングで、運よく東映アニメーションからの求人が来た。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!