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映画「ポッピンQ」思春期の少女たちに向けて直球を投げました。宮原監督に更に聞く

2016年12月25日 10時00分 ライター情報:青柳美帆子
12月23日公開の映画「ポッピンQ」。それぞれ心にモヤモヤを抱えた5人の少女たちが「時の谷」で出会い、前へと踏み出すジュブナイル作品だ。
公開記念インタビューの前編では、宮原直樹監督の少年時代や東映アニメーションで携わってきた作品について聞いた。後編では、本作のこだわりと狙いを聞いた。

かっこいいダンスを踊ると、すごく楽しい映像になる


──本作は、作画のシーンもあり、CGのシーンもありで、どちらもハイクオリティに仕上がっています。作品作りにおいて、両者のバランスを考えていたのでしょうか。

宮原 「作画のベストとCGのベストを足そう」それだけですね。どちらかをどちらかに合わせる、引き算的な考え方はしませんでしたね。若干違和感が出たとしても、ベストとベストを足し合わせれば、絶対にパワーがある作品になると考えました。ストーリーは、イベントが発生して、山あり谷あり、アクション、アクション、そしてアクション!になっています。
作画のベストとCGのベストを足した」という本作。ダンスシーンのCGは東映アニメーションの技術の集大成だ(C)東映アニメーション

──緩急がしっかりあるという印象でした。

宮原 ありがとうございます、そう思っていただけるとありがたいですね。僕はまじめなシーンが続くとふざけずにはいられなくなってしまうので、そういう性格が出ているのかもしれませんが……(笑)。

──本作の大きなモチーフである「ダンス」が、CGを活用して非常に魅力的に描かれています。あれはやはり、「プリキュア」などを作ってきた東映アニメーションCG部のノウハウの蓄積があるんでしょうか。

宮原 「プリキュア」シリーズの流れとして「CGの有効活用」があって、どんどんどんどん技術は更新されています。よりアニメーターたちが動かしやすくて、よりきれいな絵作りができる環境が積み重なって、今に至っている部分はありますね。その技術はありがたく拝借しました!

──監督が担当してきた作品には、「ダンス」という要素がかなり入っているように思います。もしや、昔よく踊っていたり……?

宮原 してないです、してないです(笑)。でも、「サタデー・ナイト・フィーバー」(1977年)が流行った辺りで「映画って面白いんだな」と認識しだしたし、「フラッシュダンス」(1983年)や「フットルース」(1984年)が続いたじゃないですか。全部ちゃんと見たわけではないですが、曲やミュージックビデオが、どんどん世間で認知され始めるようになってきたころに、青春時代を過ごしていたので。「気持ちいい音楽があって、かっこいいダンスを踊ると、すごく楽しい映像になるぞ」という思いはずっと持っていたのかもしれません。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

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