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「コウノドリ」産婦人科医の力が及ばない現実、死産…改めて「出産は奇跡」5話

2017年11月17日 09時45分 ライター情報:むらたえりか
瑞希「私のせいですか? 私が切迫早産だったからですか? もっと安静にして、シャワーの回数を減らしていれば良かったですか?」
サクラ「違います。西山さんのせいではありません」
瑞希「じゃあ、なんで赤ちゃん死んじゃったんですか……?」

2017年11月10日放送の金曜ドラマ『コウノドリ』(TBS系列)第5話。切迫早産の可能性があり緊急入院していた妊婦が、原因不明の死産を経験する。
金曜ドラマ『コウノドリ』主題歌 Uru「奇蹟」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

第5話 あらすじ


妊娠27週を迎えた妊婦・西山瑞希(篠原ゆき子)は、切迫早産の可能性があると診断され、緊急入院することになった。同じく切迫早産で入院していた同室の七村ひかる(矢沢心)と意気投合。お互いに励まし合いながら正産期を待つ。
しかし、ある日鴻鳥サクラ(綾野剛)がエコーを確認すると、瑞希の赤ちゃんはお腹の中で亡くなっていた。

出産は奇跡、だから人ができないこともある


サクラ「僕も昨日から、ずっと考えています。なんでだろう、なんでだろうって。でも、わからないんです」

四宮「死産の四分の一は原因不明なんだ。俺たちにだってわからないことがある。できないことだってある。俺なら絶対に頭を下げない。次の出産に向けて、綿密な計画を練るだけだ」

苦難を乗り越えて赤ちゃんが誕生する奇跡を見せてきてくれた『コウノドリ』。5話では、産婦人科医であっても力が及ばないことがある現実を「原因不明の死産」をもって描いた。

「早産」とは、妊娠37週0日~41週6日までの正産期と呼ばれる期間以前の出生のこと。日本では、妊娠22週0日~36週6日までの出産を早産と呼んでいる。
その早産になりかかっている状態を「切迫早産」といい、子宮口が開かないように子宮収縮抑制剤を使用する治療が必要だ。切迫早産になる確率は、妊娠している女性の15%ほどだという。
瑞希とひかるも、子宮収縮抑制剤の点滴をしている。ひかるは、何度も針を交換するせいで腕の皮膚がカチカチに硬くなってしまったと笑っていた。

妊婦の15%ほどが切迫早産になる可能性がある。
そして、四宮(星野源)の言うとおり、死産の原因の25%ほどは不明。これは原因として最も多い「常位胎盤早期剥離」の17%よりも多い割合だ(2008「日本の死産の疫学」日本産科婦人科学会 周産期登録データベースより)。

こうして確率や事実を示されても、死産を告げられた母親や家族は簡単には納得できない。
赤ちゃんが亡くなっていても、死産の場合は分娩をしなければいけない。

ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    見た目が「殺し屋」(笑)だけに、落ち着いて妻に温かく寄り添う姿が泣けた。サプライズの手作りケーキを見て号泣した。

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