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「M-1グランプリ2017」採点データ分析。とろサーモン優勝の裏に審査員の追加あり

2017年12月4日 09時45分 ライター情報:井上マサキ
「オージーザス、ありがとう神よ」

決勝2本目、石焼き芋を売りながら「芋神様」になったとろサーモン久保田は、震える手でM-1優勝を神に感謝した。『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系列)、エントリー数4094組から漫才日本一の座に輝いたのはとろサーモン! 準決勝進出9回を経て今回初の決勝進出、15年目のラストイヤーでようやくつかんだ栄光だ。
イラスト/まつもとりえこ

「笑神籤(えみくじ)」の功罪


今回のM-1グランプリは、煽りVTRの復活や7人体制の審査員、客席の芸能人観覧(銀シャリとトレンディエンジェル)と、2010年以前の演出を再び取り入れていたように見えた。さらに新たに付け加えられたのが「笑神籤(えみくじ)」という新ルールだ。ネタ順を事前に決定せず、1本ごとにMCがくじで引き当てたコンビがネタを披露する。誰がいつネタを披露するかわからない。

このルールで最も影響を受けるのは「敗者復活組」だろう。例年、敗者復活組は出番が最後になるため、暖まりきった会場でネタを披露する=有利と言われてきた。「笑神籤(えみくじ)」導入により、敗者復活組もくじに含む必要があるため、番組中盤に発表されていた敗者復活組は冒頭に発表されることになったのだ。出順によるアドバンテージは効かなくなった。

ただ、この演出による思わぬ効果もあった。先に敗者復活組の発表を行ったため、中継で三四郎が「松ちゃん待っててね〜」と呼びかけたり、天竺鼠川原がポケットに手を入れたまま応対していたり、敗者復活を果たしたスーパーマラドーナがファミチキ先輩に見送られたりなど、和やかな時間を過ごしてる間にスタジオの空気はどんどん緩くなっていった。

結果、1組目のゆにばーすがネタを披露したのは番組開始から30分以上経った19時35分のこと。昨年は審査員登場と共にピリッとした空気を「これはヤバい」とコメントしていた松本人志が、今年は逆に「お客さんの反応が良すぎる」と不安視するほどに。客席の大きな笑いは、審査員の点数にも反映されたように思う。採点をまとめてみると、今年は高得点が連発されているのがわかる。

審査員2名プラスの影響は?


前回は初の審査員5人体制(松本人志、上沼恵美子、博多大吉、中川家礼二、オール巨人)だったが、今回は新たに2人(渡辺正行、春風亭小朝)が加わり7人体制になった。ここで全ての採点を表にまとめてみよう。赤字が審査員の最高点、青字が最低点となる。審査員ごと、ファイナリストごとに平均点と標準偏差(点数のバラつき)も併せて算出した。

ライター情報

井上マサキ

1975年石巻出身のフリーライター。元SEで2児の父。スマホアプリ・パパ育児・お笑いを中心に活動中。路線図鑑賞家。ケータイ大喜利第14号レジェンド。

URL:Twitter:@inomsk

コメント 32

  • 匿名さん 通報

    私は和牛のほうが面白かったけど。でもこれで未来永劫第一線でいられるわけじゃないから「スポットは当てた、後は貴方達の努力次第」のつもりでがんばってください。

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  • 匿名さん 通報

    和牛の、ほぞを噛むような悔しさ。力はあるから、メチャクチャ売れる。頑張って下さい。毎回漫才観てます。頑張ってーー!!

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  • 匿名さん 通報

    今回の決勝で、他の審査員には失礼かもしれないが、お笑い会の巨匠のオール巨人、上沼恵美子、ダウンタウン松本が入れた和牛の方が価値があると思う。

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  • 匿名さん 通報

    ライターは正しい日本語使えよ 「おかしみ」ってなんだよ

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  • 匿名さん 通報

    この掲示板のコメントって初めてきたけどひどいな

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