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「半分、青い。」84話。なぜ鈴愛の片耳失聴が控えめに描かれてきたのか

2018年7月9日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第14週「羽ばたきたい!」第84回 7月7日(土)放送より。 
脚本:北川悦吏子 演出:田中健二

84話はこんな話


鈴愛(永野芽郁)の第二の職場・100円ショップ大納言に「ソケット」を買いに来た森山涼次(間宮祥太朗)が臨時バイトで入ることになった。

動物占いはペガサス


リアルタイムでは鈴愛の誕生日7月7日だったが、ドラマの中では無関係な日。
ほんとうは、前半の総集編が放送される予定だったが、大雨のニュースで延期となった。

7月7日の誕生日は描かれないが、鈴愛にとっては重要な1日が描かれる。
朝、大納言に出勤して来ると、涼次がいた。彼は運動会で書き入れ時の4日間だけ大納言でバイトすると言う。

鈴愛は店で共に働きながら森山涼次の人となりを知っていく。
年齢は鈴愛と同じ、昭和46年。動物占い(99年当時流行っていた。玖保キリコの動物イラストが人気の一因だった)はペガサス(鈴愛は狼)。
愛称は「涼ちゃん」。年上の女性にそう呼ばれる、と言いつつ女性が周囲にあまりいないため女心がわからない。親がいなく料理は自分でできる。気が利く。映画の助監督をやっている。

鈴愛との会話の様子から、マイペースで、少々とぼけた雰囲気。これが、鈴愛のとぼけた雰囲気といい具合に
マッチしていて、ふたりの会話は独特なノリを醸し出す。
鈴愛は年上に思われたこと、しかも理由が「貫禄があってタフそう」という「フォローという名のダメ出し」をされたことは不服そうではあったが、それ以外はまんざらでもないような表情をしている。

店長・田辺(嶋田久作)から改めて紹介されたあと「よろしく」と言う涼次には“ため”意識が入っていて、
それに満足そうな鈴愛の表情も印象的だった。

うわーなにこれ死体!


店の奥に入った涼次が叫ぶ「うわーなにこれ死体!」。
店長・田辺が酔って床に寝ていた。
これは嶋田久作が遺体になって登場するm欅坂46主演の土曜ドラマ24徳山大五郎を誰が殺したか? 「徳山大五郎を誰が殺したか」
(17年)のパロディか。ちなみにこのドラマのサブタイトルは「隠シタイ」「燃やシタイ」「シょっぴきタイ」と全12話「〜シタイ」に統一されている。遺体、死体に掛けているのだろう。「半分、青い。」もサブタイトルは「〜〜したい」シリーズだ。
もひとつちなみに、このドラマ「おっさんずラブ」で一躍注目された脚本家・徳尾浩司が参加している。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「半分、青い。」84話。なぜ鈴愛の片耳失聴が控えめに描かれてきたのか」のコメント一覧 6

  • 匿名さん 通報

    実際片耳が聞こえなくても、意識することは少ない。 声に覚えが無い人に呼ばれたり、 音のする方向がわからないので、救急車が来る時とかに困る。 鈴愛は、割と気にしたり、口にしたりしていると思う。

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  • 匿名さん 通報

    > 書き入れ時→掻き入れ時、ですよね。   いえ、「書き入れ時」で合ってますよ。なぜ「書き入れ時」と言うのかは調べればすぐ分かると思うので書きませんが。

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  • 匿名さん 通報

    鈴愛が草太に言ったのは、「翼の折れた雀」ではなく「羽の折れた雀」じゃなかったかな、たぶん。あと、関係ないですが、「翼の折れた○○」と聞くと、中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」を思い出しますね。

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  • 匿名さん 通報

    涼次を好きになっていくんでしょうか?予告ではそんな感じに見受けられましたが。

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  • MARZO 通報

    書き入れ時→掻き入れ時、ですよね。

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