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「半分、青い。」150話。そよ風ファンのお披露目は2011年3月11日だった

2018年9月24日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第25週「君といたい!」第150回 9月22日(土)放送より
脚本:北川悦吏子 演出:宇佐川隆史 田中健二
半分、青い。 メモリアルブック (ステラMOOK)

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150話はこんな話


鈴愛と律が精魂込めて開発した「そよ風ファン」はついにお披露目会ができるまでになる。宣伝映像は涼次(間宮祥太朗)が撮ってくれた。
ときに、2011年3月11日──。

資金調達会議


エヴァ風のテロップではじまるそよ風ファンの資金調達会議に、恵子(小西真奈美)がグリーンパン第二弾(クロワッサン)をもってきて、いろいろ冴えたアイデアをもたらす。
学校の郷愁と扇風機の郷愁が合わさるからこのシェアオフィスのカフェを会場にするといいとか、お披露目会を軽食付きにしたほうがいいなど。

シャンパンなども出して・・・と聞いて、鈴愛と律はサンバランド計画のときの喧騒を思い出し、恵子に「いま考えているようなものじゃないから」と想像を止められる。

これはドラマのこれまでを振り返るコーナー及びおもしろコーナーとしての位置づけであり、言うだけ野暮だとあらかじめ断ったうえで書くと、高校出たばかりの初心なふたりの頭の中ならともかく、カリスマ漫画家・秋風羽織のところにいた鈴愛と大手メーカーにいた律がいくらなんでもパーティーといえばサンバランドという認識で止まっていることはないと思う。ちなみにこういうのはすべて冗談なので真面目な異論は求めておりません。そのついでにもうひとつ書くと(まだ書くのか)、

恵子が同じシェアオフィスにすでにパン屋があるにもかかわらずパン商売で新規参入(緑グッズの一貫なのは理解しています)してくる遠慮のなさは、近所に何軒も同じコンビニやドラッグストアが建つ不条理に近いもの感じる。もっとも恵子は関係性とか気にしなそうなキャラだし、そこが魅力なのだろうけれど。

涼次、ついに再登場


プレゼンにはすてきな映像もあったほうがいい。安価で頼めるのは涼次しかいないと鈴愛が思いつく。
涼次はそれを引き受ける。
鈴愛と久しぶりに会う前に、三叔母と会話しながら、再会に胸奮わせる涼次の表情がいい。映画監督として
自立し成長した表情にもなっている。

こうしてできた映像は、草原に佇み涙する少女。これを見て「才能あったんだなと思ってうれしいようなちょっと悔しいような」とそっとノートパソコンを閉じる鈴愛。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「半分、青い。」150話。そよ風ファンのお披露目は2011年3月11日だった」のコメント一覧 5

  • 匿名さん 通報

    木俣さんの分析的批評的ドラマ鑑賞文はかなり深いから毎回楽しみにしている。今回の「異論は許さん」的なくだりは、筆者のちょっとした疑問だからそこを広げてあれこれ言わないでねってことでしょ?

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  • 匿名さん 通報

    律の「かなしい、どんどんかなしい」のセリフがポエムすぎてついていけない。40間近で自分のことを名前呼びするスズメもちょっと…。高校生くらいだったら透明で美しいシーンかもしれないけどさあ。

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  • 匿名さん 通報

    最初から震災を真剣に描く覚悟があったらゆうこを仙台出身にしたはず。そうしなかったのは執筆途中で「震災?身近な人が被災した方がリアルでしょ?そうだ!ゆうこを仙台に移そう」という脚本家の思惑が透けて見えて

    11
  • 匿名さん 通報

    そういう場面なかったけど涼ちゃんと花野は会ったのかな?鈴愛、まさか「映像納品までは会わせん」とか言ってないよな(やりかねない)。あと、まずは花野にお父さんに会いたいか聞いてあげてよ。

    11
  • 匿名さん 通報

    「真面目な異論は求めておりません」。反論お断りってか?ならレコチャやサーチナみたいにコメ欄なくせば良い。そしたら閲覧数減って打ちきりかな嘲。

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