村上が止まらない。12号アーチを放って本塁打ランクのトップに立った(C)Getty Images

 MLB公式サイトは現地時間4月27日、30球団別に最も印象深い新戦力選手を特集した。

ブルージェイズの新エースとなったディラン・シースや、タイガースのケビン・マゴニクル内野手らの名前が挙がる中で、日本人選手ではホワイトソックスの村上宗隆が唯一選出された。

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 村上はここまで29試合に出場して打率.243、12本塁打、23打点、41三振という成績。出塁率と長打率を足したOPSは.965とエリートレベルの数字を残している。

 開幕戦からの3試合連続本塁打という派手なデビューから、その後はしばらく当たりが止まった。だが、4月17日のアスレチックス戦で再び目覚めのアーチを放つと、そこから圧巻の5試合連続本塁打。23日のダイヤモンドバックス戦で連続本塁打記録は途切れたが、その翌24日のナショナルズ戦、27日のエンゼルス戦でも本塁打をかっ飛ばした。

 12本塁打は27日現在でリーグトップ。OPSもリーグ5位につけている。

 同サイトはここまでの活躍に賛辞を送り、加えて「魅力的な性格と、疲れを知らない規律ある練習態度も兼ね備えており、クラブハウス内でも完璧に馴染んでいる」と人間性や勤勉な態度なども高く評価した。

 チームは昨年まで3年連続で100敗以上し、2年連続地区最下位中の再建期にある。今季も12勝17敗でア・リーグ中地区で4位。「ムラカミは、2年総額3400万ドル(約54億4000万円)の契約期間を超えて、この再建計画の中心を担う完璧な存在になるかもしれない」と「チームの顔」へと成長していくことに期待を寄せた。

 一方で気がかりな点も指摘した。「わずか27試合を終えた時点で、クリス・ゲッツGMは本拠地での連戦が始まる前の会見で、ムラカミとの契約延長の議論について問いかけられた」。昨オフ、村上はより巨額の契約が望まれながらも、ホワイトソックスと2年契約でメジャー挑戦を決断した。2年後にフリーエージェント(FA)となり、素晴らしい実績を残していれば、その時点で巨額の新たな契約が望める可能性がある。ただ、ホワイトソックスが村上を本当にチーム再建の中心として必要だと考えれば、FAとなる前に契約延長に合意する必要がある。

 早くもゲームでの打席中だけでなく、グラウンド内外でシカゴの注目を集める存在となっている。2年後の答え合わせを待つまでもなく、待ち望んだメジャーの舞台でロケットスタートを決めたのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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