山田杏奈主演の映画『NEW GROUP』より、ピエール瀧演じる“謎の校長”が異様なカリスマ性を放つ場面写真が解禁された。

【写真】ピエール瀧演じる“謎の校長”の場面カット

 本作は、商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』がスマッシュヒットとなった下津優太監督の劇場公開第2作。

組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルかつシリアスに描き出すSFサイコエンターテインメントだ。

 主演を務めるのは山田杏奈。家族に問題を抱える引っ込み思案な普通の高校生・愛を演じる。愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校が重んじる協調性や集団行動に馴染めない転校生・優役には青木柚。さらに、不敵な笑みを浮かべて集団を導く校長をピエール瀧が演じる。

 唯一無二の存在感で映画やドラマを牽引し続けるピエール瀧。コミカルな役から狂気を孕んだ人物まで自在に演じ分け、その自然体な芝居で観る者を一瞬で物語へ引き込む稀有な存在だ。近年も数々の話題作に出演し、強烈な印象を残し続けている。そんな瀧が本作で演じるのは、生徒たちを集団へと導いていく謎の校長。穏やかな口調と柔らかな笑顔で生徒たちに接しながらも、その言葉にはどこか滲み出る不気味さがあり、学校という枠を超え、周辺地域、そして宇宙全体をも静かに支配していく重要人物だ。

 今回解禁された場面写真では、校長の支配力に満ちた異様なカリスマ性が切り取られている。生徒たちの上に乗り、騎馬戦のように担がれながらも微動だにしない姿。
愛(山田杏奈)へ優しげな笑顔を向けながら、底知れない不穏さを漂わせる姿。そして、校長室へとやってきた愛と優(青木柚)を前に満面の笑みで出迎えるカットでは、校長室に満ちる異様な熱量が伝わってくる。さらに、生徒たちを従え、両手を広げながら何かに呼びかける姿は、今にも「ヤ――ッ!」と声が聞こえてきそうな、思わず笑ってしまう狂気に満ちている。

 重要な役どころとなる校長役について下津監督は、「中盤のリズムに乗るシーンは、『Netflix で見たやつだー!』と思いながらモニターを見ていました(笑)。愛と優に立ちはだかる壁のようなボス感は、本当にピエールさんだからこそ出せたものだなと思います」と、その圧倒的な説得力を称賛した。

 硬軟あわせ持つ存在感で、どんな物語も特別なステージへ引っ張っていく瀧。集団を導く校長の登場シーンを見逃さないでほしい。

 組体操が世界を救う!?という奇抜な設定でありながら、人間の集団心理の恐ろしさを突きつける本作。笑い過ごしていいのか、それとも恐れるべきなのか――その基準さえも軽やかに狂わせる妙な中毒性を放つ。そんな異様な世界観の中心で集団を導く、瀧の“本物の狂気”に注目だ。

 映画『NEW GROUP』は、6月12日より全国公開。

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