超文化系バトルゲーム「コマジャン」。その第2回大会が先日、FORESTLIMITという会場で行われた。コマジャンって何かと簡単に言うと、1対1で、決められた漫画雑誌の中からコマやフキダシをハサミで切り抜き、そのチョイスの面白さで戦うジャンケンの事だ。面白さは複数の審査員の多数決で決まり、3本先取すれば勝利!その大会に大勢の観客が集まり、インターネットでの映像中継も盛り上がった。
おそらくみなさんに湧いてくる疑問は、そんなゲームになぜ大の大人が予選をしなければならないほど選手が集まるのかって事、そして「漫画は切り刻んじゃダメ!」というツッコミもあると思う。前者はきっと過去の映像を見れば納得していただけるだろうし、後者については、大半が捨てられていくという運命を辿る「雑誌」を使っている所に考慮がある。
コマでジャンケンするからコマジャン。コマのチョイスは単に変なセリフを切り抜いたりインパクトのある絵で勝負するだけではない。1回戦と2回戦はあらかじめ決められた課題図書を熟読し、15のコマ(またはフキダシ)を選択して「デッキ」を作り、その中から1つずつ選んで同時に出していく。まるで「遊戯王」のカードゲームみたいな世界観。