そして、今回も奇跡だ。ロッテは、10月2日に発売するソフトキャンディ『カフカ(袋)<極うまミルク味>』のプロモーションとして、9月18日より“泣き止み動画”を配信しているという。
「『ロッテ カフカ』は、“子持ちの30代主婦”をメインターゲットにした商品です。そして、この動画も普段から育児に忙しいママ達に焦点を当て、ママ友の間で口コミとなるよう立案いたしました」(同社・担当者)
子供のぐずり泣きをフックとした、ママたちにとって便利な“泣きやみ動画”が制作されたのだ。
では、なぜ泣き止むのか? 実はこの動画の監修は、日本音響研究所所長の鈴木松美先生が務めている。なるほど、科学的な根拠を元に制作された動画のようだ。
「子どもが何にでも興味を示して反応する『定位反射』という現象を利用しています。次々と音楽や映像に新しい展開を与えることで、子どもに泣くことを忘れさせて泣きやませる、という仕組みです」(鈴木先生)
勘違いされがちなのは、子守唄のようなゆったりした歌よりも展開が早く色々な楽器を使っている“ヘビメタ”の方が子どもは泣き止みやすいという事実。これも、いわゆる「定位反射」である。