ちなみに私自身は最近タオルハンカチを使うことが多い。子どもがいるので使用頻度が高く、吸水性を重視。あとは、ふつうの綿ハンカチにアイロンをかけるのが面倒というのも正直なところだ。
ただ、タオルハンカチは厚くてかさばるものも多いのが難点。そう思っていたところに、理想的なハンカチを見つけた。それが、「いまばりハンカチーフ20」。別名「実用ハンカチ」だ。
タオルハンカチほどかさばらず、普通の綿ハンカチよりも水を吸う、絶妙なバランスの綿チーフ。厚みはハンカチとタオルハンカチのちょうど中間くらい。サイズは34cm×34cmと大きめで使いやすく、それでいて重さはわずか20グラム。見た目よりはるかに軽い。
商品を作っているのは、日本のタオルの名産地、愛媛県今治市の老舗、宮崎タオル株式会社。あの「タオルマフラー」の元祖でもある。
「開発のきっかけは、自分自身が、実用性に優れたちょうどいいハンカチが欲しいと思ったからです」
というのは同社の宮崎さん。こだわったのは、乾きやすく、かつ高い吸水性。風合いを損ねないように生地の厚みを調整し、パイル部分の間隔設定にも工夫したという。
「マフラーと同じスーピマオーガニックコットンを縦糸に使っていますので、いつまでも風合いがしなやかでソフトです」