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工藤阿須加の父・公康は、むしろライバルの如月一磨だった「ルーズヴェルト・ゲーム」5話

       
◎我が道を行く「新人類」

ヤジ以外でも問題発言や目立つ行動が多く、我が道を突き進む工藤のことを、周囲は「新人類」と呼んだ。
やがて工藤の「口撃」は相手チームだけでなく、自チームにも向けられるようになる。
1988年10月、3年連続パ・リーグ制覇に向けて近鉄とのデッドヒートを繰り広げていた西武。
シーズン終盤のスクランブル体制になると、当時の森監督は「中3日先発もさせる」と発言。しかし、これに工藤が噛み付いた。

「優勝するためにやってるんじゃないんだ」
「優勝しても、来年投げられなくなったら終わりじゃない?」
工藤はこう反発して、「中3日先発」を断固拒否した。

今の時代であれば工藤の言い分にも理があるだろう。
だが30年前の球界では監督の起用法に異を唱えるなど絶対のタブー。ましてや工藤はまだまだ25歳の若僧であり、優勝争いをするチームのエースだったことから、球界内だけでなく世間からも非難が殺到してしまう。
そしてこの「事件」が契機になったかのように、翌89年から工藤の成績は下降線を辿ることになる。


◎息子の誕生で変わった野球観

工藤は若手の頃、とにかく練習が嫌いで、どうすれば努力せずに野球がうまくなるかばかりを考えていたという。
自著『折れない心を支える言葉』の中でも、自身の「怠け者ぶり」を紹介している。
《野球を始めたころは、いかにラクして野球がうまくなれるかだけを考えていた。「面倒くさいことはやりたくない」というタイプの人間だったから、困難に立ち向かおうなどという気持ちはまったくなかった。そもそもが、怠け者なのだ》

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ルーズヴェルト・ゲーム

ルーズヴェルト・ゲーム

ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系・日曜21時)は、危機的状況に陥った中小精密機器メーカー・青島製作所と同社の野球部それぞれの逆転劇を描いたドラマ。凄まじい投球を披露した主人公演じる工藤阿須加は、元・プロ野球選手の工藤公康の長男。

2014年5月26日のレビュー記事

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