先日、テレビを観ていたら、不意にリーゼントでキメている北村一輝が目に飛び込んできました。今月からスタートする新ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(TBS系)にて、この強烈なヘアスタイルの役柄を演じるという彼氏。
確かに、凛々しいです。根性座ってそう!
とは言え、この髪型で気張るにはそれなりの勇気が必要なわけで……。

だからこそ、こちらに注目したい。ファッションブランド「RGB Laboratory」が今年より発売しているハンチング『FAKE』を、見てください。……先端に“トンガリ”が見えませんか? まさにこのフォルム、リーゼントを意識しているんです!
ヤメゴクで注目、誰でも“リーゼント”を味わえるハンチング
リーゼントじゃないです、ハンチングです。

事の発端は、2012年。千代田区三番町に位置する「サンバンチョウカフェ」(すでに閉店)にて開催された展示会でした。

「その時、学ランやセーラー服など“番長”にまつわる衣装でキメる……という内容のショーを行いました。このコンセプトに合わせ、リーゼント型のハンチングを製作したんです」(「RGB Laboratory」デザイナー・富島修司氏)
なるほど、サン「バンチョウ」カフェなだけに。
ヤメゴクで注目、誰でも“リーゼント”を味わえるハンチング
事の発端は、2012年に開催された展示会。革製ハンチングがお披露目された。

ヤメゴクで注目、誰でも“リーゼント”を味わえるハンチング
リーゼントの番長だ!

というわけで、その時の模様をご覧ください。……うわぁ、ゴリゴリ! 不良ですなー。現在発売中の現物と比べたら、この時のバージョンはかなりエグい。反面、現在型は若干ソフトになった印象でしょうか。

この違いは、何なのか? まず、素材が違います。2年前は革製で、今のものはフェルト製。
「革だと、価格がどうしても高値になってしまうんですね。革製に関しての商品化も考えてはいるのですが、現時点では検討中の状態です」(富島氏)

しかしこの変更、結果的により良い着地になったのではないか? フェルト製の方は被る人を選ばず、また日常のファッションとして合わせやすいという効果をもたらしています。
「この『FAKE』、実は男性よりも女性の方が似合うんです。男性だと“そのまんま”リーゼントになっちゃいますが、女性が被るとおしゃれな帽子になります(笑)」(富島氏)

ちなみに今回、ハンチングは3色展開です。
ホワイトとグレーとブラック。
ヤメゴクで注目、誰でも“リーゼント”を味わえるハンチング
ホワイトだと、白髪のリーゼントに見える。

ヤメゴクで注目、誰でも“リーゼント”を味わえるハンチング
ロマンスグレーのリーゼントに見える。

……勘の良い方、ある事に気が付きましたでしょうか?
「全部、髪の毛の色なんです(笑)」(富島氏)
ホンマや!
「女性だったら全色似合いますが、男性がおしゃれに被るとしたらホワイトかグレーでしょうか。狙っていきたい場合、ブラックもオススメですが(笑)」(富島氏)

そんなこの『FAKE』の価格は、12,960円(税込)。同ブランドへのお問い合わせか、オンラインショップ「密買東京」にて購入することができます。

何と言っても先端の“トンガリ”が肝の、このハンチング。トンガリ部にマスクとかハンカチを詰めておいてもいいかもしれません。
実用的な使い方としてもアリ。“トンガリ”の堅さが増し、余計根性入ってそうに見えるかもしれない!?
(寺西ジャジューカ)