即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』5th season Rec 3-2(→公式、→テレビ朝日、→Abema)で毎週火曜日深夜放送。
「狂気のヤキ入れはどこまで続くのか。そして2代目はどう跳ね返すのか!?」
サイプレス上野さんの煽りナレーションからはじまった「初代vs2代目、奇跡のバトル」第2回目。
前回、初代モンスターT-Pablow(→twitter)が、崇勲(→twitter)をクリティカルで撃破。
今回は、2代目モンスター裂固(→twitter)と輪入道(→twitter)の登場だ。
煽りVでT-Pablowは、裂固についてこう語る。
「もっと挑戦してもらいたい」
「ラッパーは共感とは真逆で衝撃を与え続けなければいけないポジションだと思う」
「最近の裂固、衝撃は少ない」
対して裂固はT-Pabloについて「先行かれている人」と語る。
裂固、ポジション的に気迫負けしてるインタビューで、実際のバトルもそこから抜け出せなかった印象だ。
裂固の「さっきからデカい声を出してるだけじゃん」に対して、
T-Pablowが
「俺がデカいフロウだけやってるだけと思ってるこいつマジでクソ、ai」と
ビートアプローチを変えて突き抜け、
「クソダセェぞ裂固 Lick-Gの時もテメェ逃げて出ねぇでよ」
と、Lick-G戦のときに対戦しなかったことをディスる。
次のラウンドで後攻をとった裂固に
「またまたそれやんの? だから逃げてんなら取んなよな後攻」と追い打つ。
逃げてないという裂固に対して、
T-Pablowは、
晋平太戦で、自分が出ない風な流れだったが、、
「けど自分から選んだ晋平太でもACEでも出たぞ」と語り、
「そういう所が足りねぇんじゃねぇの オメエにはよ」
とトドメを刺す。
にみえたがROUND2は裂固が取ってROUND3へ。
T-Pablowの王者スタンス、ドスの効いた声の説得力。
最終的には、T-Pablowが勝利した。
R-指定が「ボースティングが全部、説得力ある」と絶賛。
ボースティングというのは、賛美、自慢のこと。
続く2代目は輪入道。
かわいいワンちゃんのブランドGALFY、上下真っ赤で召喚。
GALFYは、「ヤンキー 犬」で検索すると出てくる岐阜のブランド。
20年前ぐらいに暴走族や旧車會の人々のあいだで大ブームを巻き起こした。
最近、またもや再ブームの兆しらしい。
「上下着込んでるGALFY 俺たち飛び立つGullwing」
T-Pablow、まず輪入道の姿からはいって、
「それ地元で着てるの暴走族
俺達は違ぇBAD HOP行動力」
「暴走族」と「行動力」で韻を踏む。
手を後ろに組んで、のけぞって立っていた輪入道は冒頭から息継ぎなしの早口で
「2005 2006ぐらいからもの凄げぇたくさん聞いてる
暴走族と行動力と妄想族のフロウとかそんなライムされても何にも感じねぇ」
と畳み掛け、さらに
「俺はわざわざ後ろで腕組んで先輩なのに
こんな風にお前に説教されるの待ってるのに
何にも言ってきてくれねぇよバカ野郎」
会場がドカンと盛り上がる。
対するT-Pablow、
「川崎で有名になりたきゃ人殺すか本当にラッパーになるか」
って強烈なフレーズを投入して対抗。
輪入道は、ラストに
「俺もお前みたいに掴む成功のきっかけ 初代に冥土の土産」
とピシッとしめ、輪入道クリティカルの勝利。

バトル終わって。
「GALFYで出てきた瞬間に、もうマジか」
輪入道は、背中のワンちゃんを指さしてノリノリ。
「来週いっしょに展示会行きましょう」
と誘われたT-Pabow
「おねがいします」
と答えて仲良し。
次回、初代モンスターはCHICO CALITO。
いやー、やっぱり初代VS2代目、盛り上がる。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ)