THE RAMPAGE　LIKIYA・後藤拓磨｜最年長と最年少、見た目に反して心優しい二人

THE RAMPAGE メンバー分析＜LIKIYA・後藤拓磨＞

人数が多い印象のEXILE TRIBE。その中にあって16人という最大人数のグループがTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE（以下、THE RAMPAGE）。「知れば知るほど深みにハマる16人の個性を紹介しつつ、グループの魅力に迫る。

グループの“お父さん” LIKIYA

特集の第3回目は、グループの最年長と最年少、THE RAMPAGEのリーダー、LIKIYAとパフォーマーの後藤拓磨。一見強面のふたりだが、プロ顔負けの料理の腕前や、グループいち優しい男と呼ばれていたり、ギャップの塊！　果たして、どんな人物なのか？


LIKIYAは青森県三沢市出身、1990年11月28日の29歳。THE RAMPAGEの最年長でパフォーマーの陣とともにリーダーを務めている。陣がお母さん、LIKIYAがお父さんに例えられるが、いつもにこやかにメンバーたちを見守っている印象の彼は、「言うべきときには、言う」タイプという。

父親は元OPBFスーパーウェルター級王者のカーロス・エリオットで、兄は三代目J SOUL BROTHERSのELLY。ELLYのYouTubeチャンネルによると、実家は純日本式のお城のような豪邸。映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』では、ELLY演じるMIGHTY WARRIORSのICEの弟テディー役に抜擢され、兄弟で兄弟役を演じた。

兄ELLYに憧れて、大学卒業後に本格的にダンスの道に進んだというが、2014年に約2千人が参加し、岩田剛典、白濱亜嵐、関口メンディー、佐藤大樹、山本世界（現：世界）が新パフォーマーとしてEXILE入りを果たした『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』でファイナル直前の合宿審査まで勝ち残り、THE RAMPAGEの候補メンバーに選ばれた。小学生時代からEXPG（LDH主催のスクール）に通うメンバーが多いJr.EXILE世代にあって、この時点で23歳、まだダンス歴2年というから驚きだ。

性格は穏やかだが、1日に3度も同じスーツケースを忘れるという、天然な部分もある。また、中華料理店やイタリアンレストランでのバイト経験があり、料理の腕前はプロ級。ステイホーム期間には、インスタライブで川村壱馬と一緒にビビンバ作りを披露したが、料理初心者の川村に優しく教えながら、手際よく仕上げていく様子に「さすがパパ！」というコメントも多かった。

THE RAMPAGEの中では、ダンスのキャリアは長くないが、デビュー曲の「Lightning」からグループの曲の多くの振付を手掛けている。自身の得意分野はR&Bというだけあり、大人っぽいセクシーな振付が得意。自グループ以外にも、三代目J SOULBROTHERSの「恋と愛」の振付も手掛けている。

ラジオ番組『RMPG DOPE STATION』（block.fm）では、メインパーソナリティーも担当。神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、 鈴木昂秀らとグループ内ユニットMA55IVE THE RAMPAGEを結成し、ラッパーとしても活動している。

負けず嫌いの努力家、後藤拓磨

後藤拓磨はTHE RAMPAGEの最年少。和歌山県出身、1998年12月4日生まれの21歳。地元・和歌山県でストリートダンスのスクールへ通ったのちに、EXPG大阪校に転籍、特待生となる。THE RAMPAGEのボーカリスト3人が合格した『VOCAL BATTLE AUDITION 4』と同時期に開催された、世界基準で活躍する人材を育成するための小学4年生から中学3年生までの男性を対象に行われたオーディション『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』に出場。合格は逃したもののそのパフォーマンスが認められ、参加者である長谷川慎、鈴木昂秀、龍と一緒にTHE RAMPAGEの候補生に選ばれた。

ちなみに、『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』には現在BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEとして活動している砂田将宏、奥田力也、深堀未来が合格し、NYで武者修行を行った。

後藤拓磨といえば、デビューのときからドレッドヘアや赤髪、サングラスと、見た目のいかつさが目をひくが、実はメンバーいちの「優しい男」。メンバーたちからの呼び名も「たっくん」と可愛らしい。メンバー内で「妹の彼氏にしたいメンバーは？」といったアンケートをとると、「優しいから」という理由で、ダントツで後藤が選ばれることが多いのだ。

普段もニコニコしていて、控え目な愛されマンネ（末っ子）。しかし、武者修行ではくやし涙を流しながら頑張る姿を見せたように、負けず嫌いの努力家。笑顔の下に、闘志を隠している。


また、趣味はファッションとカメラで、同じくファッション好きの長谷川慎とツアーで使用するサポートウェアなどのデザインを手掛けることもある。

おそらく見た目で「怖い！」と思われているLIKIYAと後藤拓磨。実は、見た目に反した心優しい人柄。パフォーマンスでは見えない部分を知ることで、見方が変わる二人だろう。
（坂本ゆかり）