中居正広「楽しそうで何より!」 LiSAを推しまくるキスマイ宮田俊哉<柚月裕実のWeekly“J”>
イラスト/おうか

柚月裕実の「Weekly“J”」#11<1月10日〜1月16日> キスマイ宮田俊哉

アイドルファン歴25年超のアイドルウォッチャーの筆者が一週間の出来事からトピックを紹介しようというこのコーナー。1月10日からの一週間を振り返ります。

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今回は1月15日放送の『中居正広の金スマ新春スペシャル』(TBS系)に、LiSAを支える3本柱の一人として出演したKis-My-Ft2宮田俊哉について。


番組ではLiSAを迎えて、昨年末に行われた第62回日本レコード大賞の受賞の様子、そして下積み時代からブレイクまでの軌跡を紹介した。スタジオには、バラエティ番組に慣れていないLiSAを支える3本柱として、映画『鬼滅の刃』で我妻善逸を演じた声優の下野紘、バイきんぐ・小峠英二、そしてLiSAの大ファンである“LiSAッ子”として宮田が出演した。

LiSAのブレイクまでの軌跡を再現VTRで紹介し、さらにLiSAの母から寄せられた手紙を番組MCの中居正広が代読した。そんな感動的なコーナーの後を任されたのが宮田だった。

宮田ニキのプレゼンに称賛の声

「LiSAッ子キスマイ宮田プレゼンツ、LiSAの名曲“金”(まるきん)ライブラリー!」と、突如始まったプレゼンコーナー。宮田は2018年に行われたLiSAのライブグッズのペンライトを手に熱弁をふるった。


LiSAとキスマイは同じ2011年にデビューした共通点を挙げつつ、LiSAが同年4月に発売したミニアルバム『Letters to U』の中で、「『無色透明』って曲が好きです」と宮田。早くもオタク全開。そして…「LiSAの真骨頂はそこだけじゃない! LiSAはそこだけのオンナじゃねえ!」とドラマ『半沢直樹』の堺雅人の顔マネを入れつつ、声に力を込めた。

大ブレイクした「紅蓮華」「炎」だけではない、もっといい曲がいっぱいあるぞ!といわんばかりに楽曲プレゼンを行った。中居から「コンビだからね!」と、安住紳一郎アナと一緒に進行するんだよ、という意味のやさしいツッコミ。安住アナからも「ちょっと落ち着いた方がいいかもよ」と言われるほど、のっけから暴走気味の宮田。


LiSAの海外人気に触れながら、デビュー前の楽曲からライブで激アツな曲、宮田の激推し曲と、全部で7テーマを掲げてプレゼンがスタート。アニメのセリフを再現してみたり、ライブツアーTシャツに着替えたり。『魔法科高校の劣等生』オープニングテーマに起用された「Rising Hope」では、「LiSAさんにしか歌いこなせない曲だなって僕は思っていて、これが僕が思うLiSAの曲なんですよ」。

もう、あれこれ伝えたくて仕方ない語り口、映像が流れればペンライトを振ってノリノリ。心情を表す際に“LiSA”と呼び捨てにするところ…プレゼンターというよりはもはやただのオタクである。中居からは「楽しそうで何より!」。
あまりの熱量に押されて二の句が継げなかった様子。

宮田のセレクトでは、LiSAがアニメで登場人物の歌唱パートを担当していたこと、海外での人気の高まりなどの基本情報を紹介。そして、ソロデビューシングル「oath sign」を挙げ、このロックナンバーが後の「紅蓮華」へと繋がっている系譜。初のバラードシングル「シルシ」と音楽性の幅広さも併せて紹介していた。

中居正広「楽しそうで何より!」 LiSAを推しまくるキスマイ宮田俊哉<柚月裕実のWeekly“J”>
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キュートな楽曲として紹介した「Rally GO Round」では、カップリングの「オレンジサイダー」について「いい曲ですね」としみじみ。中居やみちょぱからは「それを紹介すればいいのに!」とツッコミが入るも、「CD買ってください!」とキッパリ。
1枚でも多く、購入につなげたいのだろう。

SNSでは宮田ニキと呼ばれ、今回のプレゼンにも「宮田ニキには安心して託せる」「プレゼン上手だった」「宮田ニキはオタクの鑑」などと称賛の声が寄せられていた。

かねてから応援してきたファンからすれば「紅蓮華」や「炎」の人気が高まるのは嬉しいけれど、そればかりではないと声を張りたくなるのがファン心理というもの。「もっといい曲がある!」「ヒット曲をきっかけに他の曲も聴いてほしい!」というファンの気持ちを代弁していたようだった。

番組でも紹介されたが、2020年8月放送の『音楽の日』(同局)で、LiSAの出演パートにひょっこり顔を出した宮田。しかも曲紹介まで担当するというファンとしては喜ばしいプレゼントつきだ。


また、毎年のようにコミックマーケットでの目撃情報が流れてきたり、宮田も番組で3時間並んで購入したグッズを紹介したりと、ジャニーズのアイドルからは想像しにくいエピソードも多い。一般のアニメファン、アニオタとなんら変わらない言動に、“宮田ニキ”と呼ばれて支持されているのも納得だ。好きなものを好きだと叫び、それが仕事にも繋がる。いい流れではないか。

プレゼンの途中で、LiSAから「がんばれ!」とエールが送られると、「わーい! がんばるぞ!」とカメラに向かってガッツポーズをみせたのだが、そのあとに下を向いてぼそっと一言。「やった……がんばれるぞ」これがもうオタクのソレだった。


●柚月裕実の「Weekly“J”」アーカイブ
【#1】V6・嵐ライブ/森且行選手SG優勝に並んだSMAPの言葉に涙の一週間
【#2】SixTONES『NEW ERA』はカップリング曲にも注目
【#3】中居正広にバラエティの洗礼を受け、爪痕残したSnow Man
【#4】ジャニーズWESTの“おバカ”ぶりと即興コントがしっかり面白い
【#5】ジャニーさんが最後に推したジャニーズJr. 高橋優斗のキャッチャー力
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Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

関連サイト
@hiromin2013