
原作から更に奥行きを増したストーリーが魅力の大ヒットミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ついに10周年
2011年に誕生した、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>。以来、上演の度にキャスティングが大きな注目を集めるこのメガヒット作が、2019年以来2年ぶりの上演となる今回、記念すべき10周年を迎える。言わずと知れたシェイクスピアの名作が原作だが、本ミュージカルは“ティボルトの従妹ジュリエットへの密かな恋情” “ロミオに恋人の死をベンヴ ォーリオが伝える”といったオリジナルの設定を加え、登場人物の葛藤をより繊細に描き出した。
ロミオとジュリエットを演じる4人の、フレッシュな姿を切り取ったイメージビジュアルが完成
ロミオ役に今回配されたのは、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たち。2019年の本作上演ではマーキューシオ役と して、若さの危うさを瑞々しく表現した黒羽は、昨年ミュージカル『エリザベート』の暗殺者ルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役と次々難役に抜擢され(いずれも公演中止)、次代を担うと期待される注目株。一方の甲斐は、昨年『デスノート THE MUSICAL』で初舞台にして主人公・夜神月役を堂々務め、その後大役に挑み続けている、今がまさに伸び盛りの新星。
一方のジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュな二人を大抜擢。伊原は、2018年よりドラマ・CMで活躍するほか、昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3のマリア役(公演中止)にも配され、これからが楽しみな逸材。一方の天翔は、現在は音楽大学で実力を磨きながら、夢であるミュージカル出演を叶えたシンデレラガール。
この度、そんな4人の、今だからこその若々しく爽やかな姿を切り取ったイメージビジュアルが完成した。解禁されたイメージビジュアルは、ロミオ役の黒羽、甲斐、ジュリエット役の伊原、天翔の4人が一堂に会し、まさにフレッシュな今の瞬間が切り取られた1枚となっている。
日本ミュージカル界を牽引する偉才・小池修一郎の演出力と、才能を開花させる慧眼
演出を担うのは、『エリザベート』『モーツアルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』など“名作の世界初のミュージカル化”も成功裏に収めている小池修一郎。本作でも、迫力の歌とダンスで、若者の疾走感と感受性を巧みに表現し、2017年の新演出からは“近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語”という設定を据え、この世の荒廃と、その中でなお煌めく愛の崇高さを、より鮮明に浮かび上がらせる。◎あらすじ
モンタギュー家とキャピュレット家が代々憎しみ合い、争いを続けてきたイタリアの街・ヴェローナ。ある日、キャピュレット家ではひとり娘のジュリエットに、大富豪パリス伯爵を求婚者として紹介しようと舞踏会を開催。そこへ、モンタギュー家のひとり息子ロミオが親友のベンヴォーリオ、マーキューシオと共に忍び込む。
お互いが敵対する家の者だと知り、ショックを受ける二人だったが、気持ちを抑えきれず、ジュリエットの部屋のバルコニーで永遠の愛を誓い合う。二人の強い気持ちに心打たれたロレンス神父は、この結婚が憎みあう両家の和解に繋がるかもしれないと 考え、密かに二人の結婚式を執り行う。
しかし、そんな矢先、両家の若者の間でいさかいが勃発。ロミオは仲裁に入るが、親友のマーキューシオがジュリエットの従兄弟ティボルトに刺されてしまう。親友の死を目の当たりにしたロミオは逆上してティボルトを殺害、ヴェローナから永久追放されることに。ジュリエットの乳母の計らいで、夜が明けるまでのつかの間の時間、結婚 初夜を過ごす二人。これが永遠の別れになるとは知らず、夜明けと共にロミオはマントヴァへと旅立っていく……。
作品概要
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)
出演:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)、伊原六花/天翔愛(Wキャスト)
味方良介/前田公輝(Wキャスト)、新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)、立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)、 春野寿美礼、原田薫、石井一孝、宮川浩、秋園美緒、兼崎健太郎、岡幸二郎、松村雄基、小尻健太/堀内將平<K-BALLET COMPANY>(Wキャスト)、ほか
2021年5月21日(金)〜6月13日(日)東京・TBS 赤坂 ACTシアター
2021年7月3日(土)〜7月11日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール
2021年7月17日(土)〜18日(日)名古屋・愛知県芸術劇場 大ホール
公式サイト:https://www.rj-2021.com/