マンションリサーチは4月16日、「武蔵野市のマンション 最新レポート」を発表した。LIFULL HOME’Sの家計支出データとマンションナビの中古マンション価格データ(2020年~2026年)をもとに、武蔵野市の住宅市場の特徴を分析した。


東京23区と武蔵野市の住宅費・教育費・交通費・年収を比較した。武蔵野市の平均世帯年収は622万円と、東京23区平均を上回る水準であることがわかった。

武蔵野市の年収階級別世帯数の割合を見ると、年収700万円以上の層が約3割を占めている。全体として生活水準の高い家計構造で、生活コストが低いというより、所得水準の高い世帯が集まる住宅地であることがわかった。

武蔵野市の中古マンション価格相場は6,793万円~7,193万円(2026年3月時点)だった。隣接する23区西部の杉並区と同程度で、中野区とも近い水準にある。

同社によると、武蔵野市のマンション価格が23区西部に近い水準である背景には、3つの要因が考えられるという。1点目は「圧倒的な吉祥寺ブランド」。大型商業施設や商店街が集積しながらも、駅から徒歩圏内に自然も多く、「住みたい街ランキング」でも常連の街となっている。

2点目は「中央線沿線の高い利便性」。吉祥寺駅から新宿駅まで20分弱、東京駅にも乗り換えなしでアクセスできるなど、交通アクセスの良さは群を抜いている。

3点目は「住宅供給が少ない住宅地」。
武蔵野市は市域面積が狭いうえ、昭和40年頃までに大部分が市街化されたため大規模な開発余地が限られている。需要が高いが供給が不足しやすいことが、住宅価格を強固に支えている。
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