路上をさまよっていた元野良の子猫が、最高の飼い主と出会って猫生が一変した。
アメリカ人とオーストラリア人のカップル、に保護された猫は「キャプテン・サニー(サニー船長)と名付けられ、、インドネシアの海を約12mのヨットで渡りながら、毎日とれたての魚を食べるのが日課だ。
猫と船の相性は古代エジプトの時代からよかったというけれど、DNAレベルで船の生活を満喫しているようだ。
路上暮らしから船上暮らしに
キャプテン・サニー(サニー船長)は、もともとインドネシアの路上をさまよっていた野良猫だった。
サニーの運命を変えたのが、世界の海を航海しながら生活するカップルだった。
アメリカ人のカミーユさん(女性)とオーストラリア人のジェシーさん(男性)は、航海での暮らしを夢見て、オーストラリアの鉱山で働きながら航海資金を貯め、約12mのヨット「ステラ」を購入し、世界の海へと飛び出した20代のカップルだ。
まだ子猫だったをさまよっていたサニーを2人が保護し、以来キャプテン・サニーはヨットの正式乗組員となった。というか名前的には一番偉い船長だ。
今ではインドネシアの離島を巡る航海ライフを楽しんでいる。
獲れたての魚をさばいてもらい一番目にパクリ
カミーユさんとジェシーさんのTikTokアカウント「@stella.overboard[https://www.tiktok.com/@stella.overboard]」に1本の動画が投稿された。
そこには、ジェシーさんが釣り上げた新鮮な魚をさばく横で、二足立ちでいまかいまかと待っているキャプテン・サニーの姿だ。
小さな前足をジェシーさんの手に向けて伸ばし、「はやくせんかい!」と催促することも忘れない。
ようやく一切れもらったサニーは、お代わりを要求。
最高の猫生だと羨む声や、自分も猫に生まれたかったというコメントが次々と寄せられた。
獲れたてのイカを奪い取る場面も
サニーは魚をさばいてもらうのを待つだけではない。
同じアカウントに投稿された別の動画では、サニーが釣り上げたばかりの青いバケツにはいったイカを奪い去っていっていく様子が映し出されている。
知っている人も多いが猫にとってイカは健康を害する危険性が有る。
カミーユさんは大慌てでサニーを追い、ベッドルームでようやくイカを回収した。
船上生活にすっかりなじんだサニーにとって、ヨットの上は完全に自分の住処になっているようだ。
古代から船に乗ってきた猫
猫と船には、大昔からの深いつながりがある。
古代エジプト人はすでにナイル川を移動するとき、船に猫を乗せており、ネズミを退治する目的はもちろん、船の守り神やマスコットとしても大切にしていた。
8世紀から11世紀にかけては、北欧を拠点に海を渡ったヴァイキングや各国の交易商人も、猫を航海の相棒として船に乗せていた。
15世紀から18世紀の大航海時代には、ヨーロッパの帆船が猫を世界中へと広めた。
第二次世界大戦中には、多くの国の海軍が猫を正式に艦船へ乗せ、専用のハンモックまで用意して大切に扱った。
長い航海で孤独になりがちな船員たちの心を癒すマスコットとして、嵐を予知する存在として、猫は何千年もの間、人間の航海を支えてきた。
カラパイアでも以前、第二次世界大戦中にハンモックでくつろぐ船乗り猫たちの古写真を紹介したことがある。
キャプテン・サニーは、そんな長い「航海猫」の歴史の末裔ともいえる存在だ。
「水を得た魚」という言葉があるが、キャプテン・サニーはまさに水を得た猫だ。
古代から船乗りたちの相棒として海を渡り続けてきた猫の血が、DNAレベルでサニーにも受け継がれているのかもしれない。











