昨年末の各賞レースも大きな盛り上がりを見せたお笑い界。王者にならずとも、そこでの活躍を上半期のブレイクに大きく反映させた芸人たちも多い。
オリコンニュースでは、恒例の『2026年 上半期ブレイク芸人ランキング』を、先日の「俳優(男性/女性)編」に続き発表。その結果、『M-1グランプリ』で優勝を果たした【たくろう】が1位に輝いた。

■『M-1』優勝で仕事激増「体感は600倍」 世界的企業とコラボ、紅白出場など大活躍

 上半期1位に輝いたのは、昨年末の『M-1グランプリ2025』で優勝を果たした【たくろう】。赤木裕、きむらバンドによるお笑いコンビで、2016年に結成、24年には『第54回NHK上方漫才コンテスト』準優勝に輝いた。『M-1』には16年から出場していたが、初のファイナリストで見事に優勝をたぐり寄せた。決勝の舞台では、1本目は「リングアナ」を題材に、話の要点がつかめていない赤木をよそに、きむらがどんどんと物語を進めていき、追い詰められた赤木がまるで大喜利のように言葉を紡いでいくという構成で、見事に自分たちの世界に引き寄せた。

 ユーザーからは「M-1で優勝したときのネタも面白かったし、それでCMもやっている。それまで全く知らなかったので間違いなく飛躍したのではと思う」(千葉県/50代/女性)との声が寄せられた。

 優勝を機にバラエティー番組への出演なども相次ぎ、半年が経過したタイミングで出演したカンテレ『おかべろ』では、赤木が「体感はもう…600倍くらいです」告白。仕事内容もすさまじく、世界的企業とのコラボ連発、紅白出場、トヨタCM出演など、ビッグオファーが次々と舞いこんだ。

 こうした環境の変化も受け「普段からバラエティー番組やCMでよく目にすることがあり、多岐にわたるステージで活躍されている印象を持ちました」(奈良県/20代/男性)、「いろいろなメディアでご活躍されているし、ネタも面白い。記者会見とかでも良い返しができているのも実力」(東京都/40代/女性)との評価も目立った。


■『キングオブコント』初決勝で3位!2人のキャラクターが浸透…幅広い世代に愛される

 2位には【レインボー】がランクイン。ジャンボたかお、池田直人からなる同コンビは、ともにNSC東京校18期生で、16年に結成。18年にはブレイク芸人の登竜門でもある日本テレビ系『ぐるナイ おもしろ荘』でドラマチックコント「キレイだ」を披露し、優勝を果たした。その後も着実に活躍してきたが、25年に『キングオブコント』で念願の初ファイナリストとなり、見事に3位となった。『キングオブコント』内で池田が披露した“女芸人”の元ネタが、お笑いコンビ・カーネーションの吉田結衣であるとして、SNSで「吉田さん」がトレンド入りを果たす事態にもなった。

 ジャンボは、和田アキ子とタッグを組み、4月からTBS系で新番組『アッコとジャンボ』(毎週火曜 深0:56)をスタートさせるなど、ブレイクぶりを実感させる出来事も。ユーザーからは「豪快で底抜けに明るいジャンボのキャラは、バラエティーの神髄のように思う。番組表に名前を見たら、必ずチェックする芸人」(神奈川県/40代/男性)との意見が寄せられた。

 テレビや賞レースでのネタはもちろん、YouTubeをはじめとするSNSでの活動についても評価する意見があり「バラエティー、ネタどれも面白く人を傷つけたりしないお笑いで、幅広い年代に好かれると思います」(愛知県/30代/女性)「テレビだけじゃなくて、YouTubeでもよく見ていた。それぞれの活動も面白いから」(京都府/50代/女性)などといった声もあった。

■『M-1』での“衝撃の演説”で一気に注目 絶妙なコンビバランスに評価相次ぐ

 3位には『M-1グランプリ2025』でさっそうと登場し、準優勝に輝いた【ドンデコルテ】。小橋共作、渡辺銀次からなる同コンビは19年に結成、『M-1』では渡辺の“演説”に大きな注目が集まり、『M-1』直後に行われた『ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦』第2回開催発表会見では、ニッポンの社長・辻から「出馬しそう」と向けられた渡辺は「出馬しません!」ときっぱり。
相方の小橋が「DMがきているらしい」と打ち明けると、渡辺が「いろんな左右の党から(笑)。(ネタで)ちょうど真ん中をいくようにしたせいで、両側に(届いてしまった)。社会性のないネタをやりたい」と笑わせる一幕もあった。

 『M-1』後も注目を集め続け、渡辺は“ピン芸人No.1”を決める『R-1グランプリ』のファイナリスト(2位タイ)にも選出。こうした活躍ぶりを踏まえて、ユーザーからは「M-1準優勝からかなり飛躍した1組だと思います。特に渡辺さんはR-1でも飛躍していたので、この1年でかなり環境が変わったのではないかと思います」(神奈川県/30代/男性)との賛辞が寄せられた。

 さらに、バラエティー番組での活躍ぶりや絶妙なコンビバランスにも注目が集まり「銀次さんの演説ぶりがどんどん素晴らしくて、R-1も素晴らしかったし、『くりぃむナンタラ』の相方が漫才を止めてくれない企画でもハプニングが起きてるのにずっと面白くて、魅力が爆発している」(東京都/40代/女性)、「飛躍という意味ではこの人たちが一番かなと思いました!銀次さんのキャラと小橋さんのキャラが絶妙なバランスで面白いなと思います!」(千葉県/10代/女性)などの意見もあった。

■「お笑い流行ってない」独特な立ち位置で活躍する蓮見翔に注目 『水ダウ』芸人もTOP10入り

 4位以下に目を向けてみると、8位に【蓮見翔】(ダウ90000)。8人組ユニット「ダウ90000」を主宰する蓮見は、「演劇界の芥川賞」ともいえる『第70回岸田國士戯曲賞』を受賞。才能あふれる新星としてバラエティー番組などにも出演しているが、演劇界に身を置いているからこその距離感で発した「お笑いは流行ってない」というフレーズは大きな反響を呼び、日本テレビ系バラエティー『大悟の芸人領収書』では、出川哲朗と熱い議論を展開した。

 ユーザーからの意見では「お笑いと演劇(文化人)枠をうまく使い分けていてバラエティーでの立ち回りのうまさにはうならされる。特にお笑い流行ってない主張キャラは鉄板で面白い」(北海道/50代/男性)、「『プレバト!!』での活躍など飛躍的にテレビで拝見できる日が多かったから」(岐阜県/50代/男性)、「演劇の賞を受賞、お笑い流行ってないというキラーフレーズを生み出し一番ノリに乗ってると思うから」(富山県/30代/男性)など、独特の立ち位置に注目が集まった。


 また、5位の【みなみかわ】、7位の【きしたかの】といった、TBS系バラエティー『水曜日のダウンタウン』で活躍している芸人たちのランクインも目立った今回のランキング。下半期早々に行われる、漫才&コントのトップを決める新たな賞レース『ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦』を皮切りに、『キングオブコント2026』、『M-1グランプリ2026』といった大きな賞レースも用意されている。新たなブレイク候補の誕生に期待したい。
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