ヨーロッパサッカーの2024-25シーズンも開幕してから3か月近くが経過した。
今季は80名を超える日本人選手たちが本場の舞台でプレーしているが、そろそろうまくいっている選手・いっていない選手が見えてくる頃であろう。
ここでは、ヨーロッパでプレーする日本人選手の中から公式戦においてすでに5ゴール以上を決めている選手たちを見てみよう。
藤本寛也
所属クラブ:ジウ・ヴィセンテ(ポルトガル)
公式戦のゴール数:5ゴール
結果を残しながらもなかなか「日本代表に呼ばれない選手」として定着しつつある藤本寛也。
天才肌のレフティーは、第2節のAVS戦でハットトリックを記録するなど今季リーグ戦5得点1アシストを記録している。
現地メディアは、「彼がこのレベルを維持するなら求婚者には困らないだろう」と独特の表現でステップアップを予見している。
古橋亨梧
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
公式戦のゴール数:5ゴール
すでにセルティックのレジェンドとして扱われている古橋亨梧。
昨季はアンジェ・ポステコグルー監督に代わって就任したブレンダン・ロジャーズ監督のスタイルに戸惑ったが、「プレーの幅が広がった」と手応えも口に。
その言葉通り、今季はリーグ戦4ゴール、UEFAチャンピオンズリーグ1ゴールに加えて、リーグ戦では3アシストをマークしている。
町野修斗
所属:ホルシュタイン・キール(ドイツ)
公式戦のゴール数:5ゴール
昨季ブンデスリーガ2部で2位となり、クラブ史上初めて1部へ昇格したホルシュタイン・キール。今季は開幕からまだ勝ち星がないが、町野は個人で結果を残している。
ブンデスリーガで4得点、国内カップのDFBポカールで1得点をマーク。昨年3月以来となる日本代表への復帰も待望されている。
大橋祐紀
所属:ブラックバーン・ローヴァーズ(イングランド)
公式戦のゴール数:5ゴール
今夏サンフレッチェ広島からブラックバーンへ移籍し、加入直後からゴールを量産している大橋。英2部のリーグ戦(チャンピオンシップ)で4ゴール、リーグカップで1ゴールを決め、今月には28歳で日本代表に初招集された。
すでに現地でも人気者となっており、指揮官も「彼の態度は別次元。とてもハードワークをするし、非常に謙虚で、みんな彼のことが大好きさ」と話している。
後藤啓介
所属クラブ:RSCAフューチャーズ(ベルギー)
公式戦のゴール数:5ゴール
19歳の日本人ストライカーは、アンデルレヒトのセカンドチーム(2部のRSCAフューチャーズ)所属ながら今季8試合5得点を決めている。
先週末の試合では首位RWDモレンベーク相手に圧巻の2ゴール。現在はジュビロ磐田から期限付き移籍の身であるが、さっそく完全移籍するとの報道が出ている。
中村敬斗
所属:スタッド・ランス(フランス)
公式戦のゴール数:5ゴール
中村敬斗の今シーズンの活躍はセンセーショナルといっていいだろう。
先月行われたナント戦の後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを奪うと、そこからPSG、アンジェ、モンペリエ、オセール戦でも決めてリーグアン5試合連続ゴールに。
ヨーロッパの5大リーグで初めて5試合連続ゴールを記録した日本人となった。
前田大然
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
公式戦のゴール数:6ゴール
今や日本代表に欠かせない存在となった前田大然。その圧巻のスピードとプレッシング能力はスコットランド現地でも高く評価されており、同クラブOBも「サッカー界で見たなかで最高のひとりかもしれない」と絶賛している。
そんな前田はリーグ戦で2得点、リーグカップで2得点、UEFAチャンピオンズリーグで2得点。今季日本人ではトップとなる公式戦6ゴールを決めている。