近年、度重なる怪我に苦しんできた冨安健洋。
188センチの長身ながらフィジカルとスキルを併せ持つ大器として、日本代表でも活躍してきた。
イングランドの強豪アーセナルでも定位置を築きかけていたが、2024年10月以降、長期離脱を余儀なくされた。
2025年7月にアーセナルとの契約を解除すると、2025年12月にオランダの名門アヤックスと契約。今年2月に484日ぶりに試合復帰、その後、641日ぶりに先発出場を果たした。
その冨安は、『Ajax Life』のインタビューでこう話していたそう。
「アーセナルでこれほどつらい目に遭うとは想像もしていなかった。なぜなら、自分の体をとても大切にケアしてきたから。
おそらく、誰よりもしているはず。ロンドンでの最初の6ヶ月は素晴らしかった。夢のようだった。
4年間での出場は平均して約20試合だった。通常なら、1シーズンで60試合近くになる。
振り返ってみると、そこで作りたかった思い出ではない。
もし自分の対処法が間違っていたのなら理解できる。試合後にパーティーをしても怪我をしない選手もいる。自分は何も無茶なことはしていなかったのにそれが起きた。
その時はフラストレーションを感じた」
「諦めたら終わり。だから、立ち止まるわけにはいかない!
人生ではコントロールできないことが起こるものだといずれ気づくもの。それに腹を立てても仕方がない。すべては続いていく。
毎日、何かしら取り組むべきことがある。例えば、ピッチに立てない日はジムに行けばいい。あるいは、家族や友人と時間を過ごせばいい。僕は…忍耐強くならなければならなかった」
アーセナル加入後半年は最高の時を過ごしたものの、それ以降は怪我に苦しんだと吐露。
かつて吉田麻也も「トミも怪我したくてしてるわけじゃない。めちゃめちゃケアしてる。やれること全部やって、また怪我してるから、本当にかわいそう」と語っていたことがある。
それでも冨安はポジティブさを忘れないようにしていたようだ。
周囲の支えにも感謝しているようで、「両親から一番大切な教訓は?いいサッカー選手になりたければ、まず何よりもいい人間にならなければならないということ」とも語っていた。
また、アヤックスでは板倉滉と同僚になったが、「自分と比べると、彼はもっとおもしろい人間。自分はピッチ外ではあまり喋らないけど、ピッチ上ではたくさん喋る。基本的には言葉を多く使わずに何かを教えたい。何か質問があれば、喜んで自分の知識を分かち合いますよ」とも述べていたそう。
筆者:井上大輔(編集部)

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