コロラド・ロッキーズの菅野智之が、今季ここまで予想外の安定感でチームを支えている。「投手泣かせ」として知られるクアーズ・フィールドを本拠地とする弱小チームへの移籍は不安視されていたが、5先発で防御率3.92とまずまずの数字を残し、"トミー・シュガー"の愛称でチームのエース格として機能している。
クアーズ初登板でスタンディングオベーション
米メディア『Sports Illustrated』の報道によると、現地4月5日のフィラデルフィア・フィリーズ戦(クアーズ・フィールド)で菅野は6回1失点の快投を披露した。この試合でロッキーズは4対1で勝利し、菅野に今季初勝利がついた。本拠地初登板での好投に地元ファンはスタンディングオベーションで応え、チームの勝利にとって欠かせない先発投手としての地位を印象づけた。また同日のインタビューで菅野は、「捕手ではなくベンチからサインを出される経験は初めて」と、NPBとMLBのシステムの違いに率直な戸惑いを明かした。
ドジャース戦の失敗を経て再浮上
4月22日のサンディエゴ・パドレス戦では、前回のロサンゼルス・ドジャース戦(4回5失点)からの立て直しが課題だった。菅野はこの試合で5回2/3を1失点に抑え、チームの8対3の勝利に貢献した(2勝1敗)。ロッキーズにとっては今シーズン10勝目で、2025年シーズンの10勝到達が6月だったことを考えると、大幅なペースアップだ。試合後、スタンディングオベーションを送った1万8,114人のファンに応える場面も見られた。米メディア『Denver Sports』は「ロッキーズのホーム3先発で2勝」と菅野の安定感を評価した。
ロッキーズの編成本部長を務めるポール・デポデスタは、契約発表時に「配球の組み立てと多彩な球種の組み合わせが魅力的だった」と語っており、チーム側が描いた役割を菅野は着実に果たしつつある。

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