中国メディアの第一財経は25日、「中国の消費者に見放された韓国コスメが米国市場を開拓」とする記事を掲載した。

記事はまず、2014年から24年までの間、中国はKビューティーにとって最大の海外の購入者だったが、今や米国がその座についていると伝えた。

そして、韓国の食品医薬品安全処のデータを引用し、25年のKビューティーの輸出額は前年比12.3%増の114億ドル(約1兆8126億円)に達し、うち米国向けが最多の22億ドル(約3498億円)で、2位が中国向けの20億ドル(約3180億円)、3位が日本向けの11億ドル(約1749億円)だと伝えた。

記事によると、この上昇傾向は今年第1四半期(1~3月)も続いていて、米国向け輸出は前年同期比41%増の6億2000万ドル(約985億8000万円)だった。

成長をけん引しているのは、アモーレパシフィックやLG生活健康といった大手ではなく、メディキューブやバイオダンス、コスアールエックス、ビューティー・オブ・ジョソンといった無数の小中規模独立系ブランドだ。

Kビューティーの成長戦略は、中国市場への依存度が高い状態から、北米、欧州、東南アジア、中東といった多様な市場に焦点を当てる方向へと転換した。さらに、Kビューティーブランドは、免税店や実店舗といったオフラインチャンネルを重視する姿勢から、デジタルマーケティングに重点を置く方向へと移行している。昨年10月に発表されたニールセンIQの報告書によると、韓国コスメの売り上げの70%は現在、オンラインチャンネル経由となっている。Kビューティーの北米市場における拡大は、韓国文化の長期的な輸出という隠れた強みに大きく依存している。

Kビューティーは10年前、中国市場で全盛期を迎えていたが、今では売れ行きが落ちる一方だ。コンサルティング会社ユーロモニターインターナショナルが昨年発表した報告書によると、中国ブランドとの競争激化と中国の消費者の韓国ブランドへの関心の低下により、韓国の化粧品輸出における中国市場のシェアは66%から20%にまで低下した。多くの化粧品大手が、成長の鈍い低価格帯ブランドを縮小し、ハイエンドで機能的な製品ラインに資源を集中させている。マモンド、ザ・フェイスショップ、イニスフリー、エチュード、ヘラなど多くのブランドが実店舗を大幅に縮小したり、中国市場から撤退したりしている。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ