2026年5月23日、中国メディア・中国新聞周刊は、燃料価格高騰と新エネルギー車の急速な普及により、ガソリン車のシェアが激減し、業界が深刻な変革を迫られていると報じた。
記事は、国際油価の上昇に伴いオクタン価92および95のガソリン価格が年初比で1リットル当たり約1.7~1.8元(約40円)上昇し、家庭用車両の満タン時の出費が100元(約2300円)近く増加したと紹介。
そして、今年4月に新エネ乗用車の小売シェアが初めて60%を突破した一方で、ガソリン車の小売台数は前年同月比37%減の53万台にまで落ち込んだというデータに言及。販売トップ10から人気のガソリン車種が姿を消したほか、ガソリン車を主体とするドイツ系や日本系の合弁ブランドがランキングから姿を消す一方、首位の吉利(ジーリー)の「星願」や2位の小米(シャオミ)の「SU7」など中国メーカーが上位を独占するようになったと紹介している。
その上で、中国乗用車市場情報連席会の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)事務局長が「一般的なガソリン車の平均値下げ率は17.2%に達したが、販売台数の増加にはつながらなかった」と述べ、4月の販売店総合在庫係数が警戒ラインの1.5を上回る1.89に達し、中でも合弁ブランドでは2.24まで跳ね上がった現状を伝えた。
また、25年には8割以上の販売店で販売価格が仕入れ値を下回る価格逆転が発生し、赤字店舗の割合は55.7%に達したとも紹介。ガソリン車販売店の収益の4割以上を占めていた点検整備需要も、構造の単純な新エネルギー車の普及により激減しているとした。
記事は、崔事務局長が今年のガソリン車市場について、油価の変動に伴って引き続き弱含みで推移すると予測したことを併せて報じた。(編集・翻訳/川尻)











