2026年5月24日、中国メディア・環球網は、国内で製造や販売が厳格に禁止されている猛毒農薬が、業者の巧妙な手口や物流網を介して闇取引されている実態を報じた。
記事は、中国中央テレビ(CCTV)の番組「財経調査」が放送した内容を紹介。
番組は、農業農村部によって製造や販売の禁止が通達されているホレートやメチルイソフェンホスなどが依然としてネット上で闇取引されている現状を紹介。業者が製品写真を送りつけながら、取引方法はオンライン決済と非対面の物流輸送のみであるとして監視の目を逃れる「安全性」を強調していたことを伝えた。
また、業者は農薬の外箱から製造情報を排除し、製品名をホレートから別の名称に書き換えて合法的な製品を装っていたほか、店内に在庫を置かず、注文に応じて工場から直接出荷させる隠ぺい工作を実際に行っていたと報告している。
さらに、過去に大規模摘発が行われた河南省鄭州市の農業物資市場周辺が依然として闇取引の拠点となり、物流会社も送り主の秘匿や監視逃れのための不正な手段を提案しているとしたほか、江蘇省豊県などの農地では禁止農薬の包装袋やボトルが発見され、「土壌中の害虫を防ぐために使っている」という地元農家の発言にも触れた。
その上で、農業農村部が河南省、江蘇省、雲南省、広西チワン族自治区の4地域で合同の特別摘発行動を展開し、違法な農業物資店の抜き打ち調査や店舗の閉鎖処分を実施したと伝えた。(編集・翻訳/川尻)











