2026年6月7日、中国メディアの紅星新聞は、著書が人工知能(AI)を使用しての執筆と疑われ低評価を受けた大学教授が、AI使用を否定し、5年にわたる調査研究の成果だと主張していることを報じた。

記事によると、江蘇省にある蘇州大学の馬中紅(マー・ジョンホン)教授らによる新刊「飯圏紀実」がネット上で「AIによる執筆」を疑われており、書評サイトでの評価が5.4点(10点満点)、低評価率55%に達するなど「炎上状態」になっている。

ネットユーザーからは記号の多用や中身のない形容詞の羅列、不自然な比喩などの指摘が相次いでおり、文章の特徴がAI生成物に酷似しているとの疑惑が浮上している。

しかし、馬教授は紅星新聞に対し「ありのままを言えば、私たちはAIで執筆していない」と明確にこれを否定し、「AI普及前から執筆を開始していた」と説明するとともに、「研究に5年を費やし、多くのフィールドワークを行ってきた」との自負を語った。

馬教授は「当初は物語風に執筆していたが、学術的視点を導入した結果、現在の文体になった」と述べ、自身の文学的素養に基づく緻密な表現や対句を好む傾向が独自の文体による記述につながったと解説したほか、「高い言語コントロール能力により、かえってAIの執筆に近いと誤解された。われわれが何度も推敲を重ねたことを保証できる」との見解を示した。(編集・翻訳/川尻)

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