2026年5月31日、中国のSNS・小紅書(RED)に「以前の私は、日本人はずっと冷たい人たちだと思っていた」と題した投稿があり、中国のネットユーザーの反響を呼んでいる。

投稿者は、「先ほど電車に乗っていた時、ある男性が突然ひどい鼻血を出した。

血が床に落ちたが、彼は1人でうつむきながら黙々と拭いていた。周囲の人たちは何が起きたのか気付かず、ただ床を拭いているだけだと思っていた。私は彼の向かいに座っていて、最初に異変に気付いた。ウェットティッシュを持っていたのだが、なぜかそれを差し出す勇気が出なかった。周囲の人たちは皆うつむいていて、誰も彼を見ようとしない。その場には『他人に干渉しないほうがいい』という空気が強く漂っていた」とつづった。

一方で、「その後、ある若い女性が突然床にひざをつき、床に落ちた鼻血を拭きながら、彼に『大丈夫ですか』と優しく声をかけた。その瞬間、まるで車内の空気にスイッチが入ったかのようだった。みんなが彼の方を見るようになり、ある人はティッシュを渡し、ある人はウェットティッシュを差し出した。私も慌てて渡そうか迷っていたウェットティッシュを手渡した。さらに昼にアスパラガスを買った時の袋を空けて、血の付いたティッシュを入れるために彼に手渡した」と説明した。

投稿者は「その時、ふと気付いた。

多くの場合、人々は決して冷たいわけではなく、ただ最初に行動を起こす人を待っているだけなのだと。善意というものは、本当に人から人へ伝わっていくものなのだと実感した」と述べた。

この投稿に中国のネットユーザーからは、「実際そうなんだよね。みんな悪意があるわけじゃなくて善意は持っている。ただ、相手がどういう反応をするか読み切れないことがあって、なかなか自分から声をかけづらいだけなんだと思う」「日本人は基本的に『相手の迷惑にならないこと』を大前提にしている。でも『手伝ってください』と頼まれたら、断る人はあまりいないと思う」など、相手への配慮から積極的な介入を控える傾向があるとの見方が少なくなかった。

また、「他の国の人なら反応をある程度予想できることもあるけど、日本人だけは本音や考えがなかなか読みづらい」「日本人の根本的な価値観って『目立ちたくない』『人に迷惑をかけたくない』なんだと思う。だから相手が自分で解決できそうだと判断すると、あまり手を差し出さない。もちろん人それぞれだから、冷たい人もいれば親切な人もいる。もし次に同じような場面に遭遇したら、自分から助けてあげても問題ないと思うよ」「日本は同調圧力が強い社会だと思う。異質なものは排除されやすいし、それは服装や持ち物、言葉遣いなんかにも表れている。もしかしたら教育の中にもそういう価値観が浸透しているのかもしれない」と、日本人の価値観や行動原理について考察する意見も見られた。

一方で、「『日本人は冷たい』っていうイメージ、どこから来たんだろうね。自分が会った日本人女性たちは年齢に関係なくみんな親切だったし、旅行中も別々のタイミングで2人の女性が自分から『何かお困りですか?』って声をかけてくれたよ」「冷たいなんて感じたことないな。自分は電車の中とトイレで倒れたことがあるけど、その時はすぐに助けてくれた」と、日本人は冷たいというイメージそのものに疑問を示す声も見られた。

具体的な体験談としては、「日本人って結構親切だと思う。前に初めて日本へ行った時、梅田駅でドン・キホーテを探して迷子になったんだけど、勇気を出して若い女性2人に道を聞いたら、お店まで直接連れて行ってくれた。そういう小さな親切を何度も経験したな」「何年も前にヨーロッパで道に迷って、しかも急いで乗り物に乗らなきゃいけない状況だったんだけど、日本人の女性が声をかけてきて助けてくれたんだ。しかも家族に電話して車で送ってもらえるよう手配までしてくれた。そのことは今でも忘れられない」といったエピソードが投稿された。(翻訳・編集/岩田)

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