2026年10月8日、中国メディア・紅星新聞は、英国の大英博物館で中国の青花磁器の碗が展示棚から落下し、下段にあった小箱とともに破損したと報じた。

記事は、このほど大英博物館の中国磁器展示室で碗が落下して割れ、展示棚の下段にあった別の青花磁器の小箱も損傷したとの投稿があり、ネット上で広く関心を集めたと紹介。

現場の写真には、4段の展示棚の最下段に陶片が散らばり、最上段の台座が空になった様子が写っていたと伝えた。

そして、大英博物館の広報担当者が8日、サー・パーシヴァル・デイヴィッド・コレクション所蔵の清朝・康熙帝時代の器物2点、碗と小箱が4日に破損したことを認め、棚や固定具に不具合の兆候は見つかっていないものの、事故の原因を引き続き調査すると述べたことを紹介している。

また、担当者の話として、破損した2点は専門の修復チームに引き渡され、全面的な修復が進められていること、同様の事故を防ぐため展示ケース内ですでに対策を講じたことも伝えた。

記事によると、大英博物館の公式サイトでは、現在は「展示なし」と表示されており、博物館の展示棚には「修理に出しています」と記された札が置かれているようだ。

大英博物館で中国の青花磁器2点が破損、碗が落下―中国メディア

事故があった展示室には中国磁器約1700点が並んでおり、いずれもサー・パーシヴァル・デイヴィッド氏(1892~1946年)の個人コレクションだという。紀元3世紀から20世紀までの作品を含み、年号の銘や制作年代を示す銘文を持つ品も多く、中国製陶磁器の年代判定や制作技術の研究にとっても資料的価値が高いとのことだ。

ネットユーザーからは、今回の破損は大英博物館の展示や日常管理の重大な不備を示すとの批判や、中国由来の文化財を早急に返還すべきだとの意見が寄せられた。一方、固定具に異常がないのに落下した原因について、来館者の振動や固定構造の設計上の問題も含め徹底的に調査すべきだとの声もあった。

さらには、修復しても破損の痕跡は元に戻らないとの悲しみや、過去の収蔵品盗難問題に続く事故を受け、博物館の管理に失望したとの反応も見られた。

このほか、「グレートブリテンの実力はこんなものか」「彼らは、中国じゃもっとたくさん壊れてるだろ、とか言いそう」など皮肉めいたコメントも寄せられた。(編集・翻訳/川尻)

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