ノーベル化学賞を受賞した東京理科大学名誉教授の硤合憲三(そあいけんそう)氏(76)のエピソードが中国で注目を集めた。

今年の同賞は硤合氏とフランスのアンリ・カガン氏(95)の共同受賞で、「不斉有機合成における非線形効果と自己触媒反応」の発見が評価された。

注目されているのは受賞を知った時の状況で、硤合氏は会見で「夕方というか夜にかかっている時に、近所のスーパーマーケットに食材を買いに出かけておりまして、そこで電話をいただいて。スウェーデンからだったので、そこで受賞するということをお聞きしました」と明かした。

これについて、中国のネットユーザーからは「おかしいな。私も今晩スーパーに買い物に行ったはずなのに(電話が来ない)」「どこのスーパー?ちょっと行ってくる」「俺も受賞する予定だったけど、海外からの電話は出ないことにしてるんだよね」「海外からの電話……『絶対詐欺だ』」「なるほど。これから毎日夜にスーパーに行ってスマホの電源を入れて着信音が鳴るようにし、スウェーデンからの電話を待つわ」「これから毎年10月初旬の夜にスウェーデンからの電話を待つことにする」など、ユーモアを交えたコメントが相次いだ。

また、「ノーベル賞を受賞するような先生でも自分で食材を買いに行くんだね」「買った食材で夕食を作ったかどうかが気になる」といった声や、「また日本。完全に負けてる」「恐れ入るとしか言えない。日本はやっぱり実力がある」「日本は毎年1人はノーベル賞受賞者を出している。すごい。はるか先を行っている」「中国はいまだに論文の数で競っている」「76歳でまだ雇ってくれる大学があるとは。この点だけでも、日本の大学は偉大だ」といった声も寄せられた。

なお、授賞式は12月10日、スウェーデンのストックホルムで開かれる。

賞金1200万スウェーデンクローナ(約1億9000万円)はカガン氏と2等分される。(翻訳・編集/北田)

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