10月29日、20歳代の中国人男性がハリウッドばりの特殊メイクで白人の老人に変装し、香港発カナダ行きの飛行機に登場し、カナダの入国管理局で拘束される事件が発生した。6日付重慶晩報が伝えた。


 29日午後6時、香港初カナダ行きのエアカナダAC018便に、顔中がシワだらけの「白人男性」が搭乗した。離陸後、「白人男性」は荷物をもったままトイレに閉じこもっていたが、しばらくすると機内食を食べに座席に戻って来た。しかし、機内食を食べ終えた白人男性は再び席を離れ、そのまま戻ってこなかったという。

 いつまでたっても席に戻らない白人男性を心配した乗客が、客室乗務員に相談、客室乗務員が白人男性を探していたところ、空席だったはずの座席で居眠りをしている青年が発見された。航空機がカナダに到着すると、入国管理局の職員が飛行機に乗り込み、青年は連行されていった。香港の空港で出国手続きを行っていた時点で、シワだらけの顔の白人男性の手足が非常に若かったため、職員に見抜かれていたという。

 カナダ入国管理局によれば、男性は1955年生まれの米国人男性名義の搭乗券を利用して航空機に搭乗した。男性はすでに拘束されているが、カナダ移民局に難民申請を行っているという。(編集担当:畠山栄)

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