国内は保管・輸配送・リテール・3PLの各部門が伸長し、海外は欧州・アジアで事業拡大と新規投資が寄与。
中期経営計画(25-27年度)は順調に進捗。最終27年度の連結売上目標は3400億円に上方修正した。営業利益は226億円で変更なし。
国内は冷凍食品の需要増に応じた保管・輸配送能力の拡大を推進。自社アセットでは福岡東浜DCの増設(保管能力約2万8000t)が27年11月に、他社アセット活用では埼玉県川越市のBTS物件に新設備(同約2万1600t)が来年12月にそれぞれ稼働予定。荷積み・荷下ろしなどドライバーの大幅な負担軽減を実現する次世代輸配送システム「SULS(サルス)」は、トレーラーを15台増強し幹線輸送能力を充実させる。
小売ベンダー向けには、TC拠点をつなぐ輸送サービス「NL+Link」を軸にリテール物流網を整備。これまで東北エリアを中心に複数小売・複数TC運営のメリットを生かしてきたが、自社運営以外のTCやアセットとの連携も進める。
さらにデータドリブン運営の実現に向けた技術検証を加速。30年度末には主な作業工程(入荷検品、ピッキング、出荷検品)のデジタル化率100%を計画する。
海外事業は前期の売上高が11%増、926億円と続伸。
主力の欧州は現地COO体制に移行し、拠点の高度活用とグループシナジーを迅速に意思決定できる体制を整えた。
ポーランドはラドムスコ倉庫の増設により庫腹能力が16万tと3年前に比べ約2倍に拡大。イギリスは今期中にレクサム倉庫(4万8000t規模)が稼働予定。
ASEANでも積極的な投資で事業成長を加速させる。前期中にマレーシアのICCLグループが傘下に入り、今期はインドネシアで低温物流2位のMEGA社(設備能力約16万t)を買収。ASEANの事業基盤は既存のタイ、ベトナムと合わせ4か国に広がり、グループ機能を生かしたシナジー創出を目指す。
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