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――加盟店利益向上へ向けた改革について教えてください。
阿久津 一つの施策で解決するものではないが、まず重要なのはトップライン(売上)の向上だ。所得が上がればお客様の購買力も高まり、価値ある商品にはしっかりお金を使っていただけるようになる。柱となるのが、カウンターの出来たて商品群「Live-Meal(ライブミール)」。ニーズは確実にあり、来店動機づくりや買上点数向上につながると考える。
一方、出来たて商品の強化は店内調理など店舗負荷も伴う。今年秋以降にはセルフレジと通常レジを切り替え可能な新型レジの導入を予定している。FF販売を損なわず店舗負荷を軽減することが狙いだ。その先にはロボティクス技術を活用した標準化設備導入も見据える。
――人手不足を受けた省人化の対応は。
阿久津 省人化は売上や接客価値を損なわないことが前提だ。
セルフレジについては、ファストフードやたばこ販売、公共料金受付などへの影響や、接客価値を損なわずに運用できるかを慎重に検証してきた。接客のあり方も含め、ソフト・ハード両面で標準化につながるレジモデルを整備できる段階にきている。
運営面では、安全面を考えても2人以上のシフトが望ましい。一方、人手不足が進むなかでは、あらゆる可能性を想定しながら安心して働いていただける運営モデルを検討していく必要がある。
――今後の成長戦略と課題は。
阿久津 50年間、優れたビジネスモデルで成長してきた一方、成功モデルへの依存もあり変化対応が遅れた部分もあった。従来のトップダウン型から、社員一人ひとりが主体的に考え行動するカルチャーへ変えていかなければならない。改革効果はまだ端緒だが、会社はポジティブな方向へ変わってきていると感じる。
中東情勢などを背景に資材・エネルギー価格上昇への対応も加速する。
2030年の日販80万円構想は十分実現可能だ。出来たて商品の強化、モバイルオーダー活用、新領域商品の開発、アプリ改革、サプライチェーン改革など成長余地は大きい。地に足をつけて改革を積み重ね、もう一度「セブンは強い」と思ってもらえる存在を目指す。
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