レアル・マドリードに所属するFWキリアン・エンバペが、14日のオビエド戦後にメディア対応を行った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 ラ・リーガ第36節が14日に行われ、レアル・マドリードはオビエドと『サンティアゴ・ベルナベウ』で対戦。“エル・クラシコ”を含む数試合を欠場したケガから戻ってきたエンバペは、69分から途中出場すると、81分にはジュード・ベリンガムの追加点をアシスト。2-0の勝利に貢献した。

 そんな試合後、エンバペがメディア対応を実施。ここまで公式戦41試合に出場し41得点という脅威的な数字を残している“怪物”は、崩壊するクラブのなかで自らもスタッフと衝突したこと、そして先のバルセロナ戦をケガで欠場した最中に、恋人とイタリアで過ごしている様子が報じられたことなどがマドリディスタの反感を買い、この試合ではボールに触れる度にブーイングを浴びせられていたが、「クラシコに出場できなかったのは残念だった。でも、人生とはそういうもの」とした上で、「人々の意見を変えることはできないんだ。彼らなりの意思表示で、個人的には気にしていない。これまでもブーイングを浴びたことはあった。これもフットボーラーとしての、人生としての宿命の一つだよ。それに彼らは、時には不満を抱くこともあるが、常にここにいてくれる」と心境を明かした。

 また、シーズンを総括したエンバペは「シーズン序盤は好調で、すべてが揃っていた。だけど後半戦で、何もかもを失ってしまったんだ。
チームとしての組織やプレースタイルがあったのに、それらをすべてね。とても悔しい」と吐露。続けて「批判を受け入れ、来シーズンに挽回しなければならない。タイトルは一つも獲得できなかったんだ。前半戦はもっと良い結果を出せるチャンスがあっただけに、悔しい。こんなのはレアル・マドリードじゃない。どんな時でも、最善を尽くしてクラブを守る必要がある」と2季連続の無冠に終わった雪辱を誓った。

 なお、イタリアでの一件については「マドリードを離れる際、クラブの許可を得ていた」とのこと。また、「シャビ(・アロンソ)とは、とても良い関係だよ。彼は素晴らしい監督になるだろう。ただ、このクラブにおいては過去のことだ。前を向かなければならない」と口にしたエンバペは、「移籍する可能性はあるかって? マドリーでとても幸せだ。
なぜ、去りたいと思う?」と述べている。

 レアル・マドリードにあるまじき醜態を晒した今シーズン。残り2試合、自身としてピチーチ賞がかかるエンバペは、どのような形でシーズンを締めくくるのだろうか。
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